2020年12月9日水曜日

殿ヶ谷戸庭園 再訪 その2

さて「殿ヶ谷戸庭園」のご案内の続きですが、地図の左下の区域は、かなり高低差があり、草履で歩くのはなかなか大変でした。


左側の方は、国分寺崖線の一部です。国分寺崖線とは、多摩川が武蔵野台地を削り取ってできた段丘の連なりです。

多摩川の流れが、土地の形を変えてしまったとは、水のパワーはすごいものですね。

この崖線は国分寺市内から世田谷区を通って大田区の方まで繋がり、延長約30キロ続くのだとか。

こんな感じで、岩がごろごろしていました。下には次郎弁天池が見えます。湧き水です。


私は上りは別の階段を利用しましたが、下りはこの岩のところを着物で降りてきましたよ。

こちらの上方には紅葉亭というお茶室もあります。


つくばいに紅葉の葉。絵のようでした。


鹿威しもありました。


建物には展望台のようなところがあります。イロハモミジを見下ろしながら、のんびりできます。


ここからの紅葉は最高でした。


みなさん、長時間、座って紅葉を堪能していました。


この展望台を、下のほうから眺めたところです。崖の上にあるのが分かりますね。


お茶室をぐるりと回り、下に降りてきました。


こちらは本館です。かつての別荘です。


中には当時の家具などが、そのままに保存されていました。


岩崎家のリッチな生活様式が分かる写真なども展示されていました。


美しい紅葉の景色を眺めることができて、心が洗われたようでした。
ちなみに入園料はシニアは70円です。

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この日の装い。

去年の「世田谷ボロ市」の時、市の近くのリサイクル品屋さんで見つけた紬です。あまりに目立つ色なので、気軽に着られませんが、紅葉の時なら馴染んで良いかと思って着てみました。


帯はベージュ色の木綿帯です。模様は好きなのですが、フニャフニャしていて、すごく締めにくい帯です。


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「一日一句」

武蔵野の面影残す冬の庭







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