母は近所のグループホームにもう10年以上住みついています。スタッフの方にはとてもよくお世話をしていただいています。
うちからは自転車で数分のところなので、私も以前は気軽に会いに行っていました。買い物の途中などにもふらっと寄ることができました。
ところがコロナ禍の現在は、予約しないと訪問できません。それも1回一人のみ、15分間という制限があります。
ホームへの途中で写した写真です。
通りすがりのおうちで咲いていた真っ赤な薔薇。とてもきれいでした。
お互いにマスクをしているせいか、なかなか話がはずみません。
私のことを分かってはいるのでしょうけれど、母はあまり言葉も出ませんでした。
会話がないと、なんだか間が持てないですね。
それでもこの年になっても、寝たきりになっていないだけ、幸せなのでしょうか。
制限時間が終了したので母と分かれて、駅前のパルコまで出かけました。
やはり知り合いとおしゃべりできるのは、嬉しいですね。
お店に展示されている素敵な帯を見せていただきました。京都の老舗の帯だそうです。とてもゴージャスなのに、可愛らしくて、軽い帯でした。色も模様も素敵。
店員さんに、着物とのコーディネートも見せていただきました。
美しいものに出会えて、楽しくなりました。
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「一日一句」
コロナ禍でマスクの母の目がしぼむ
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