2020年12月29日火曜日

三味線のお色直し

先日は、今年最後の三味線のお稽古でした。

いつもは先生と1対1でのお稽古ですが、この日はグループ稽古でした。

今回は、一つの曲の本手(メインのメロディー)と、替え手(サブ)を合わせて弾くスタイルのお稽古でした。両方がうまく合うと、とても素敵な曲になりますが、なかなかリズムが合わなくて、難しいものです。いつもと違ったお稽古ですが、いろいろなスタイルでのお稽古も勉強になります。

お稽古が終わってから、地元の和楽器屋さん大西楽器店▼にお邪魔しました。

こちらのお店の女将さんは、かつて私が地元のFM番組をしていたとき、ゲスト出演でインタビューに登場していただいてからのお付き合いです。

2020年の秋に、今の場所に引っ越しされました。駅から近くて分かりやすい場所にあります。

お店の中の建具などは、すべてご主人の手作りなのだとか。すごいですね。収納などがとても工夫されていて、コンパクトにまとまっているお店です。

壁面に三味線が吊るしてあり、素敵なインテリアになっていました。

こちらでは三味線やお筝のお教室もされています。

私がお邪魔したのは、三味線のメンテナンスをしてもらうためでした。

先生のお弟子さんが使っていたという三味線を入手したのですが、ちょっと直してもらうところがあり、調整をお願いしました。その場で直していただけるので、助かります。

その後、ついでといういことで、三味線のお色直しもしていただきました。

この三味線は、これまでは男性が使っていたので、渋い色合いでした。


こちらの胴掛けも渋くて良かったのですが、ちょっと可愛らしく、水色と朱色の女性向きな装飾にしていただきました。


胴の部分は、猫の皮ですよ。おっぱいの跡がありますね。

この三味線、格安で譲っていただいたのですが、実はとても良い品だそうです。見る人が見れば分かるという代物でした。もちろん、良い音がします。

きれいにしていただいて、ありがとうございました。しっかりとお稽古せねば。

浮世絵のカレンダーまでいただいてきました。

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この日の装い。

最後のお稽古なので、着物で行くことにしました。普段はジーンズですが。


ストライプの大島紬です。もちろんリサイクル着物。

帯は、着物を着初めてすぐの頃に、京都のさとさんからいただいた、龍村の帯です。


なんだか頂き物ばかりですが、譲っていただけるのは、嬉しいことですね。
大切にさせていただきます。

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「一日一句」

年の瀬の 音を繋ぐや 口三味線




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