先月、林芙美子記念館に行って▼、新宿歴史博物館のことを知りました。
その後、新宿歴史博物館に行き▼、夏目漱石の「漱石山房記念館」▼のことを知り、行ってみたくなりました。
私は漱石の著作はそれほど読んでいませんが、「漱石の妻」という小説を読んで▼、漱石のことを知りたくなったのです。
すると、新宿区の住民で、高校の友人のカンカン▼が、その漱石山房を案内してくれるというので、喜んでご一緒することにしました。
まずは高田馬場駅で待ち合わせて、ここからシルバーパスを使って都バスに乗って出かけました。早稲田大学行きのバスでしたが、途中で降りました。
そして早稲田周辺の町をのんびりと歩いて行きました。
こちらは穴八幡神社です。
そして「夏目坂通り」という道に入りました。この坂の名前は、漱石のお父さんが勝手に名付けたそうです。面白いお父さんですね。
「夏目坂」の由来も紹介されていました。
漱石生誕の地、というところも通りました。
夏目坂通りはだらだらと続く道でした。
途中、立派なお寺もいくつか見えました。
こちらは有島武郎が住んでいたという家の跡です。白樺派の小説家ですね。新宿区は文学者とゆかりがあるようです。
そして細い道を入っていくと、漱石山房記念館が見えました。
なんというかとてもモダンな建物で、あの明治の文豪・漱石とはちょっと結びつかないような感じがしました。
平成29年に建てられた新宿区立の施設です。
この家は和洋折衷の平屋で、奥には広い庭がありました。
漱石はこの地で「三四郎」「道草」「こゝろ」などを執筆したそうです。
建物自体は昭和20年の空襲によって焼失しましたが、当時の様子が分かるようになっていました。
記念館の内部については、また後ほどご紹介しますね。
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今日の俳句は、夏目漱石が作った春の俳句をご紹介します。
「菫ほどな 小さき人に 生まれたし」
「 菜の花の 中へ大きな 入日かな 」
2 件のコメント:
新宿文学散歩をまとめて下さってありがとうございます。今私の頭の中は高尾のスミレのことで一杯になって混乱しています。
そうですね、山房記念館はもっと趣があったらよかったのにね。展示もおもしろかったですね。そういう場所があるだけで良しとしましょうか・・
紹介していただいた俳句がおもしろいです。
こちらこそ案内していただき、ありがとうございました。
新宿区も広いものだと思いました。
山本有三の名前はなかなか出てきませんでしたね。
有島武郎も何か読んだかな。
それに比べたら、漱石は国民的作家なので、忘れませんね。
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