2021年2月23日火曜日

四駅を歩く ~その2 林芙美子記念館~

さて、猫寺に行った▼後は、落合の町を道なりに5分ほど南へ歩きました。

そこには「中井出世不動尊」▼というのがありました。


円空という江戸時代の坊さんである彫刻師が作った不動尊像があるそうです。

この不動尊像は、本来は毎月28日に公開しているそうですが、現在はコロナのために公開していない、という張り紙がしてありました。

その後はまた南の方に進みました。目指すところは「林芙美子記念館」▼です。

この記念館には今まで2回ほど来ていますが、どちらも西武新宿線の中井駅から来ていたので、今回のように北側から行くルートは初めてでした。

この辺り、坂が多くて地形的には面白いところです。

「四の坂通り」という道を南下します。


急な階段になっていて、その下に記念館があります。


下から見上げると、こんな感じ。
毎日、ここを歩くとなると大変な場所ですね。


素敵な日本家屋です。


記念館らしい標識がありました。以前はなかったような気がしますが。

中に入ると、林芙美子さんがお出迎えしてくれていました。これも以前はありませんでしたけどね。


つくばい。


こちらが書斎。ここで執筆されたのでしょうね。


これが有名なふとん箪笥です。彼女好みの更紗が貼り付けてあります。

彼女は1951年(昭和26年)に亡くなるまでの10年ほど、この家で小説を書いていました。

旦那さんやお母さんとも同居していたので、部屋数はかなりありました。

四季折々の草花が植えられている美しい邸宅でした。


「放浪記」や「浮雲」で知られる林芙美子ですが、晩年は落ち着いた人生を送ったのではないかと思いました。

この後は、中井駅まで歩きました。

(この項、続きます)

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「一日一句」

「浮雲」の庭に香るや梅の花


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