先日、楽しい帽子屋さんに行って来ました。なにしろ、お店の名前からして楽しいのです。
「カンガエル帽子店」という名前の帽子屋さんです。
いつもはお隣の府中市のお店で製作と販売をしていますが、今回は立川にある伊勢丹で販売をするというので、電車に乗って、出掛けてみました。
こちらのお店のことは、若い着物友達のHさんからお話を聞いていたのですが、コロナのため、なかなか行くチャンスがありませんでした。
立川の伊勢丹に到着。立川の駅前もずいぶんと変わりましたね。
「カンガエル帽子店」のマダムはとてもかっこよくて、帽子の魅力を多くの人に伝えようと、いろいろな帽子をすべてご自分で手作りされています。こちらのワンピースも手作りだそうです。
伊勢丹には20~30種類くらいの帽子が展示されていました。色や素材、デザインもすべて異なり、どれにしようかと迷うばかりでした。
おまけに着物にも洋服にも合うような帽子と思うと、なかなかすぐには決まりませんでした。
私は図々しいことに、そのほとんどの帽子を被らせてもらいました。
するといろんな違いが分かったのです。
ちびで丸顔の私は、丸いフォルムで、あまりひさしが長くなくて、そして帽子を巻くリボンもあまり太くない方が似合うと分かりました。帽子のカーブを少しだけ変えてみるだけで、全体の雰囲気が違ってくるのが不思議でした。これが帽子の魅力なのでしょうね。
こちらの形の帽子が似合うと言われましたが、これは「カンガエル」さんの私物を借りています。昔の電灯のような形が可愛いですね。
この日は、Hさんもきもの姿でお店の助っ人にいらっしゃいました。サプライズでした。
久しぶりにお会いできて、帽子談義に花が咲きました。Hさんも帽子の虜になり、シーズンごとに新しい帽子をあつらえているそうです。
こちらの水色の帽子は、ひねりが効いていて、なかなかおしゃれでした。
あれこれ被らせてもらい、よいなと思うのもありましたが、結局、こちらのお店でしか手に入らないようなものにしました。
プリント柄のベレー帽の変形で、帽子に細長いリボンがついています。それを結ぶと、なんと三編みの少女のように変身ができるのでした。おまけに綿なので洗えるし、小さく畳むこともできるので、便利です。
Hさんは色違いの同じ形の帽子を被っています。
また冬には、ヘルメットの形のような帽子も欲しいと思いました。
この日は久しぶりに電車で外出して、年下の生きのよい女性たちとおしゃべりができて、帽子で変身ができて、ウキウキ気分になれました。
かっこよく見える被り方も教えてもらいました。
購入した帽子を被ったまま帰りましたが、電車で、隣に座ったおばあさまから「とても素敵な帽子ですね」と言われて、嬉しくなりました。
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この日の装い。
絽のポリ着物。フリマで格安で購入。
このときは白い襦袢でしたが、黒の襦袢にすると、また雰囲気が変わります。
絽の帯。
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「一日一句」
薄物に 帽子で変身 身も軽く
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