昨日は、加羽沢美濃さんというピアニストのキッズコンサートに行ってきました。
地元で開催された国際音楽祭のひとつでした。
会場はいつも三味線のお稽古をしたり、本を借りている図書館の入っている会館で、先日は新型コロナのワクチン接種をしたばかりのところでした。
キッズコンサートということで、会場には両親に連れられてきた小さな幼児がたくさんいました。
加羽沢さんはジブリやディズニーの映画音楽を軽やかに演奏されていました。お話も上手で、とても親しみやすいキャラクターの方でした。
小さい頃から、お母さんに怒られた時など、「ごめんなさい」と言葉で謝るよりも、ピアノの音で返事をするほうが得意だったというエピソードがあるくらい、生まれついてのピアニストという方でした。
今回このコンサートに出かけたのは、加羽沢さんのピアノに合わせて、私の地元の友人が絵本を朗読すると知ったからです。
彼女はアナウンサーだった人で、現在はネット上で朗読コーナーを開設しています。その中では、悲しい遊女を演じたり、ちゃきちゃきの町人を演じたり、武士のように朗々と演じたりしています。
その彼女が今回は、「くまの子ウーフ」を、ピアノをバックに朗読しました。
まるで妖精のように軽やかに登場して、表情豊かに語り、会場を絵本の世界に引き込んでくれました。
壁面にはウーフの絵本の画像が映し出されていて、会場全体がウーフの世界になりました。
私の隣に座っていた男の子は、それまで「早くお家に帰りたいよ」と言って、付き添いのお母さんにいさめられていたのですが、絵本の朗読が始まった途端、帰りたいの言葉はピタリと止み、物語の世界に引き込まれたようでした。
朗読の力ってすごいのですね。
この絵本では、くまの親子の両方の愛情が表されています。そしてくまの親子の話を聞いて、誰でもが自分の両親や子供のことを思い出すのでしょうね。
表情豊かにウーフの世界に引き連れてくれたMさん、素敵な時間を与えていただき、ありがとうございました。
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久しぶりに、外出のために着物を着ました。
雨模様だったので、ポリエステル着物です。超格安の小花模様の反物をネットで見つけ出して、マイサイズに仕立てていただいたものです。ポリの既製品着物はSサイズはほとんどないので、実は苦労しているのです。
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一日一句
梅雨寒や ピアノと共に 朗読会
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