この日の目的地は神宮前にある「太田記念美術館」でしたが、原宿駅から歩いて行くよりも、渋谷駅から旧渋谷川を辿って行ってみようと思いました。
ということで出発は渋谷駅です。
私は長いこと、東京に住んでいますが、実はキャットストリートは名前は知ってはいましたが、歩いたことはありませんでした。若者がたむろするところというイメージがあったので、ちょっと避けていたのです。
ところが、「東京暗渠散步」という本を読んでいたら、キャットストリートは暗渠巡りをする人にとっては初めの一歩のような簡単な道であると書いてありました。
ということで、宮下公園の近くから始まる旧渋谷川の暗渠巡りをすることになりました。
このあたりはかつては、葛飾北斎の富嶽三十六景にも描かれていた「穏田の水車」というのもあったそうです。
つまり現在は若者で賑わう渋谷や原宿あたりも、まだ江戸時代には畑や水田のあるのどかな田舎だったのですね。
そんな田舎の川だった渋谷川ですが、今では若者向きの洋服や雑貨、食べ物屋さんがたくさん並んでいるくねくね道です。ちなみにここには猫が多いのでキャットストリートと呼ばれるようになったとか。
お上りさん気分で歩きました。
こちらの渋谷キャストというお店には、家の近くにもある東急ストアが入っていました。意外と庶民的なのだと思いました。
こちらは渋谷中学高校。昔は女子校だったという記憶がありますが、現在は男女共学校のようです。都会の真ん中にある私立学校です。
くねくね道が始まりました。
微妙にカーブしていて、かつては川だったと思い出させる雰囲気でした。
途中で、隠田神社に寄り道をしました。
この神社は江戸時代から表参道地域をお守りしている神社だそうです。美容技芸上達と縁結びの神さまというので、ファションの街にはぴったりですね。
賑やかなキャットストリートの脇の道を歩いていくと、隠田神社がありました。
こちらの河野カタさんという人は、漢方の大家だそうですが、ちょっと怖い胸像でした。
穏田神社は都会の真ん中にある神社でしたが、のんびりしていたら、蚊に刺されてしまいました。
痒くてたまらないので、またキャットストリートに戻りました。
このあたりから赤い旗が目立つようになりました。このあたりの正式名は「穏田キャットストリート商店会」というそうです。
スノーボーやスポーツ用品とかスポーツウェアを扱っているようですが、私にはすごく高く思われます。
このあたりから左は商店街、右は昔ながらの裏道のようなところに分かれました。
細い三角ビルのような建物でした。
昔から川が二股に分かれていたのかしら?
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