先日の三味線のお稽古は、いつもとはちょっと違うスタイルでした。
普段のお稽古は先生と一対一ですが、この日は会のメンバーのうち10名ほどが参加して、「都鳥」という長唄一曲だけのお稽古兼演奏会をしました。
会場は、いつものお稽古場所よりも広い和室。
お茶室の横には、折り紙のお雛様。
初級者さんから上級者まで集まりました。
「都鳥」の「前弾き」という部分をみんなで演奏したり、「替え手」というパートと合奏したり、長唄もほんのちょっぴり歌う練習をしたりしました。
調弦のやり方をきちんと教えていただいている場面です。先生の佇まいが美しいですね。
緋毛氈、金屏風の前で記念撮影。
年長者さん以外はみんな和服で参加しました。年長者さんは洋服でもOKというのは、この日は雨でとても寒かったので、無理をされないようにという先生のご配慮です。
私は着物にしましたが、会場まではブーツで行きました。
最年長93歳のSさんの独演。おみごとでした。
中学生の男子も参加しましたが、彼も長着に羽織姿で、三味線を弾いていました。これからが楽しみな若者です。
実は私にとっては、この日は、最後の三味線のお稽古でした。
4月からの大学生生活を考えると、三味線との両立は難しいと思い、中断することにしました。
今は若い方も増えていますし、もうそろそろ引退した方がよいかもしれないと思うようになりました。暗譜力がすごく衰えてきて、悲しく思っていました。
それでも三味線の曲を聴くのは好きなので、これからも演奏会には行くつもりです。
先生はじめ、みなさまにはお世話になりました。ありがとうございました。
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この日の装い。
紫色に絞りの飛び小紋です。
「松柏」という落款がありますが、リサイクル品なので、どういうものかよく分かりませんが。
帯は白✕シルバーの変わり市松模様。
自作の帯締めですが、思いがけず着物の色とリンクしていました。
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「一日一句」
この度は 三味線置きて 春来たし
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