先週に引き続いて、今週もまた「源氏物語を楽しむ会」を開催しました。
前回から「常夏」の巻に入りましたが、ちょうどよい写真がありました。
ここに光源氏も加わって、お酒や氷水を召し上がったようです。
さてその後は、今回の場面でした。
夕方になり、涼しい風も吹いてきました。
光源氏は若者達に「うちで休んでいったらどうだい? おじさんもたまには若者と一緒に楽しみたいものだよ」と誘いました。
光源氏の住まいの前庭には、唐なでしこや大和撫子がよい感じに咲いていて、夕日を受けて美しい風景でした。
時は黄昏時、公達たちは同じ直衣姿なので、誰が誰だか区別がつきません。
光源氏は部屋の中にいる玉鬘に「少し外を眺めてはどうか」と誘います。
若者達は家の中に若くて美しい玉鬘がいるので、そわそわしている様子でした。
だんだん空は暗くなり、灯籠に明かりがつきました。かがり火も照らされました。
そんな中で、光源氏は和琴をみごとに奏でるのでした。
玉鬘には「恥ずかしがることはないから、あなたも弾いてみなさい。あなたのお父さんは和琴の名手なのですよ」などと話しかけて、二人の時間を大切にするのでした。
「あさきゆめみし」ではこんなふうに描かれていました。
さてこの若くて美しい玉鬘の運命はいかに・・・・?
光源氏の手に落ちてしまうのでしょうか。
それとも若い公達のもとに行くのでしょうか?
ということで、次回は9月に開催いたします。
その頃には少しは涼しくなり、着物で参加できるでしょうか?
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