まずは中村区というところにある大一美術館▼。
ここは地下鉄の名古屋公園駅からまたバスに乗りかえていくので、ちょっと地の利が悪いところにありました。名古屋市民でもあまり行かないところかも?
ここはガラス工芸専門の美術館です。
今回のテーマは「技法で見るガラスアート~1870年から1940年展~」というものでした。
(私が写り込んでいますね。)
この時代は、日本でいうと明治の終わりから大正・昭和の初めにかけてとなりますね。
アール・ヌーボーで有名なエミール・ガレやルネ・ラリックの作品がたくさん並んでいました。
アール・ヌーボーというのは、1870年頃から1910年にかけて、フランスのナンシーというところで生まれたものだそうです。
植物を描いた作品が多くありました。私には女性的な感じを受けました。
その他には、色の異なるガラスを複数重ねて吹く方法、ガラスに松やにを練って作る方法、ガラスに金属粉を入れて発色させる方法、エッチング、昆虫などの立体物をガラスで作っておいてそのうえにガラスを合わせる方法など、数多くの技法があるそうです。そのような方法で美しい色や形を作り出していったのですね。
ここは美術館のロビー。
中は撮影禁止なので、残念。作品はこちら▼でご覧いただけます。
どれも繊細で、オシャレできれいでした。
また2階には現代のアメリカ人作家デイル・チリーフの作品も展示してありました。
この方はアメリカでは人間国宝として選ばれた方だそうです。とてもユニークでカラフルで楽しそうな作品でした。
今回の旅行では、期せずして、初日には明治時代のレンガ作品(帝国ホテル)▼を見て、2日目には世界のタイル▼を見て、そして最終日にはガラス作品を見たことになりました。
どれも土と水を火で加工したものなのでしょうが、いろいろに形を変えて発展するものですね。
私の好みとしては、あまりに繊細なガラスよりも、カラフルで楽しいタイルのほうがいいかしら。
この日は、「ドニチエコきっぷ」というのを使ってあちこち移動しました。
これは土曜日・日曜日には名古屋市内の地下鉄や市バスは一日600円で何回でも乗れるので、とてもお得でした。
(この項、まだ続きます)
2 件のコメント:
ガラスアート、きらびやかだったでしょね。
地の利が悪いところにある美術館にわざわざ東京から訪れて、美術館の関係者もきっと感激していることでしょう。
600円の「ドニチエコきっぷ」は、使い方によってはずいぶんお得よね。
そういえば、国体は昨日閉幕してしまいましたね。
競技をひとつくらい観戦すればよかったわ。
五輪では「味の素スタジアム」ではなく、「東京スタジアム」と呼ぶらしいです。
当初、「味の素スタジアムなんてヘンなの」と思いましたが、「味スタ」という名称はすっかり定着してしましたね。
ほとんどの美術館には招待券で行っています。行くまでの交通費を考えると、もったいない気もしますが、旅行中に美術館でゆっくりした時間を過ごすのもいいですね。東京の美術館はどこも混み過ぎているので、地方のほうがいいですよ。
都バスやメトロもたぶん一日乗車券というのがあるはずですが、住んでいるとなかなか使いませんが、これはすごくお得。3回乗れば元をとれます。
オリンピックのときはまた「東京スタジアム」に戻るんですか? 味の素がよく承諾しましたね。
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