京都旅行記が長いこと続いていますが、今回は憧れの智積院です。
私が智積院に行きたくなったのは、こういう理由▼からです。
三十三間堂からひと停留所分だけバスに乗り(乗り放題パスを持っていたので)、そして次の停留所下車しました。でも智積院の入口が分からず、周囲をうろうろして適当なところから中へ入りました。どうも別の入口から入ってしまったようです。
こちらも「着物パスポート」のおかげで、拝観料が安くなりました。
ここは真言宗智山派の総本山のお寺です。
入口付近にはよく手入れされたお庭があり、ほんのり紅葉が始まっていました。
つわぶきの花が多く咲いていました。
紅葉の赤と、黄色の花のコントラストの美しさにはっとしました。
自然の色は本当にうまく調和されていて、きれいですね。
その後、長谷川等伯の障壁画を見るために、特別な建物に入りました。
そこには等伯や彼の息子の久蔵、そして弟子たちが描いた障壁画の本物が置いてありました。国宝です。手前に柵があったのが、ちょっと残念でしたが。
その部屋には、私の他には誰も人がいなく、じっくりと等伯の絵と対面することができました。
日本絵画史で等伯の生涯を学んだとき、この絵のスライドも見ましたが、その時は息子の「桜図」のほうが素敵だと思いました。でも、実物を見ると、やはり等伯の描いた秋草や楓の絵は、まるで品格が違うように思い、ずっと素敵でした。堂々としていましたね。
その後は、偽物が置いてある大書院に行きました。
福山雅治のコマーシャルでおなじみですね。サントリーだったかしら?
ここは写真撮影OKのところです。
かなりキンキラで、本物とは比べようもありませんが、写真に写すとそれなりに美しく見えます。
こちらは御簾がかかっていました。殿さまが座るところでしょうか。
私も絵の前で一枚、写真を写していただきました。
このお部屋の素晴らしいところは、目の前に広がるお庭です。
「利休好みの庭」と伝えられています。
中国の廬山を真似た築山があり、その前面に池があります。
山には石を配し、変化にとんだお庭でした。
おまけに鷺がじっとしていました。
私は鳥は苦手で、おまけに鷺のようにくちばしの長い鳥は見るのも嫌なのですが、あまりにじっとしていて、「写してね」と言っているようなので、何枚か写してみました。 足も細くて怖いのです・・・。
少し動いて角度を変えたようですが、私のためにポーズをとってくれたのかしら。
素晴らしい絵とお庭を拝見して、とても満たされた気持ちになりました。
2 件のコメント:
私も鳥が大の苦手です。目も口ばしも足も、よく見ると不気味ですよね。ゾッとします。
でも、鳥が苦手なわりには、写真、とてもよく撮れていますね。
屏風を背景に撮ったとしちゃんの写真も絵になっています。
素敵な旅でしたね。
この鳥、全然動かないので、初めは置き物かと思ったくらいです。近寄るのは嫌なので、かなりズームで写しました。
障壁画のところの写真は、観光客のおじさんに写していただいたものです。まぁ、ここで写せば、背景がいいので誰でもサマになると思いますよ。
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