Sさんは川越のお隣の市に住んでいらっしゃり、川越でフリマをしていらっしゃるので、今回は川越のガイド役をしていただきました。
「川越唐桟(とうざん)」というのは、江戸末期に栄えた川越の織物です。
もとは、東南アジアからもたらされた縞木綿のことです。
しかしとても高価なものだったので、その後、絹織物の町として栄えていた川越で、木綿の織物を作り、それは安価で品質も良かったので、「川唐」という名前で多くの人に親しまれていました。
しかし、明治の大火によって、川越の隆盛が終わり、川唐も消えて行ってしまったそうです。
それで「幻の織物」と言われたそうですが、川越の町が伝統的建物保存地区の指定を受けるようになった時に、川越唐桟も復活しました。
この催しは「笠間」▼という呉服屋さんが主催されていました。
会場は、服部民俗資料館▼。
元は薬屋さんだったところで、古い生活用品や道具類が大切に保存してありました。
(内部は撮影禁止でした。)
川越唐桟にもいろいろと種類があり、安いものから高価なものまでありました。
ほとんどが縦の縞模様です。
機械織りの唐桟と、手織りの唐桟も展示されいていました。
手織りのものは30万円ほどするようでしたが、さすがに手触りがよくて、素晴らしい織物でした。
しかし、さすがに木綿着物に30万円は出せませんね。
それに私が着ると、いくら高価な着物でも、おさんどんの着物のように見えてしまいそうです。
私はここで、家人のために、唐桟のネクタイをお土産にしました。
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こちらは川越の街歩きの途中で見つけた顔出しの写真です。
なつかしい大塚ボンカレーですが、川越名物のサツマイモ入りです。
松山容子さんは、川越唐桟らしき着物を着ていますね。
おちゃめなSさんです。
こちらは不細工な私。
二人合わせると、こんなふう。
男性用には、植木等のようなステテコおじさんの顔出しもありましたよ。
(この項、続きます)
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