場所は古い醤油屋さんを改造した「ギャラリー野守」▼というところでした。
この松本醤油商店の蔵は、川越市の指定文化財となっているそうで、なかなか味わいのある建物でした。
建物の入り口には、ポスターがあったので、すぐに分かりました。
粋な芸者さんの切り絵ですね。
一人静さんは、元の絵をパソコンで印刷して、そして黒い線を切り抜き、そこに和紙や布などを貼り付けるという方法で、このような素敵な作品を作っていらっしゃいます。
色の組み合わせを考えたり、材料を探し求めたりするのも一苦労だそうですが、なんといっても顔の表情を作るのが難しいのだとか。
色っぽいお顔の女性や、きりりとしたお顔の女性、憂いを秘めたお顔の女性など、とても感性豊かな作品が50点ほど、展示されていました。
一人静さんは、女性の美しい姿を深く追求しながらも、実は女性を見る目は、暖かい方なのかもしれませんね。
中原淳一の絵も、背景や小物は、ご自身でいろいろと工夫されたそうです。
手まりの模様も凝っていましたよ。
実は、一人静さんは、こちらの真ん中のおじさまなのです。
今年、古稀を迎えられ、その記念も兼ねて個展を開かれたそうです。
素晴らしいですね。
切り絵以外にも、アクセサリーの製造販売もされていらっしゃり、川越のフリーマーケットでお店をだされています。
右の青い着物姿のSさんは、一人静さんとはそのフリマつながりのお友達です。
川越での個展というので、「川越唐桟」の着物をお召しになっていました。
こちらのモノクロの絵がお気に入りでした。
一人静さんはとても幅広い人間関係をお持ちで、学校のお友達や、会社勤めの頃の同僚など、たくさんの方が個展にいらっしゃっていました。
この時は、着物仲間のお友達が大勢、見学されていて、会場はとても華やかでした。
私は、たまたまFacebookを通して知り合ったのですが、帯留や髪飾りを買わせていただきました。
奥様ともども楽しいお話をすることができて、私自身も人とのつながりが広がり、とても良い方と知り合いになれたと、思っています。
この日、一緒に見学したSさんは、帯作りを趣味にされていらっしゃる方で、この後も川越市内の着物関係のイベントをお付き合いさせていただきました。
そのSさんのお手製の帯を写させていただきました。
表地や裏地の選び方がとても個性的で、素敵な帯ですよ。
(この項、続きます)
2 件のコメント:
ステキな場所で素敵な切り絵、見たかったです。せっかくご案内いただいていたのに行けなくて残念でした。としちゃん、川越ももう庭ですね♪
定年を迎えた男性が、多様な人間関係を持って楽しまれているのは本当に素晴らしいです。
kimono熱さん、川越は4回目になるかしら?
往復4時間くらいかかることもありますが、ここは小江戸と言われるだけあって、古い蔵を利用した建物などが残っていて、なかなか風情があるところです。
一人静さんは、ポジティブシンキングの方で、気さくなお付き合いができるのでいいですね。
自分の世界を持っていると、退職後も充実した毎日が過ごせますね。
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