この駅は、JR、地下鉄、名鉄の3路線があるので、移動に便利なところです。
「華麗なるジャポニスム展」▼を見たかったのです。
実はこの展覧会は東京の世田谷美術館でも開催されていたのですが、見逃してしまいました。
それで名古屋まで追いかけてきたのです。
この展覧会は、日本の浮世絵が、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパやアメリカの絵画にどのような影響を与えたかというのがメインでした。
日本絵画の大胆な構図と色使いが、西洋絵画の基本的な変革をもたらした、ということでした。
この展覧会の目玉です。
モネの「着物をまとうカミーユ・モネ」 1876年作です。
このモデルは、最初の奥さんだそうです。大きな扇子を持って、見返り美人のようなポーズをしているところが魅惑的ですね。
周囲にはたくさんのうちわが描かれています。
入場料は1300円でしたが、私は着物を着ていたので、200円の割引き。
嬉しいですね。
会場の入り口に撮影コーナーがあり、モネの絵画と似たような真っ赤な打掛が飾られていました。
裾の方には、ひげ面の武者が描かれています。また刺繍が見事でした。
私も似たようなポーズをとろうと思いましたが、さすがに恥ずかしいのでやめました。
展覧会場には多くの絵画があり、日本の絵画と西洋の絵画が対比して展示されていました。
ヨーロッパでジャポニスムが盛んだったことが、うかがわれました。
ただし、「この絵は、この絵を元に描かれた」とか「この絵と、この絵は、こういうところが似ている」という説明がありましたが、私には因果関係がそれほどよく分からないものもありました。
またモネの「睡蓮」もありましたが、割と小さめな四角い絵画で、ぼやっとした感じがしていて、それほど日本の影響を受けているのかどうかは、分かりませんでした。
絵画の好みは人それぞれでしょうが、やはり私は広重や北斎のような、すっきりとしていて分かりやすくて楽しい絵の方が好きだなと、感じました。
それにしても、こんなに多くの日本の貴重な絵画が、アメリカに渡ってしまっているというのは、ちょっと残念ですね。
この日の装い。
天気予報では最高気温が28度になるというので、暑苦しくないように白っぽい絣の着物にしました。
帯は、1日目と同じ、華やかな面を使いました。
帯揚げ、帯締めは3日間とも同じえんじ色のもの。
これはずっと前、着物を着始めたときに、京都の問屋さんですすめられて買ったものです。
とても重宝しています。
(この項、続きます)
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