先日、T高校の1年の時のクラス担任S先生を囲んで、ミニクラス会がありました。
S先生は93歳というご高齢ですが、とてもお元気なご様子でした。
先生のお宅は、桜で有名な小金井公園の近くにあるので、幹事さんは、午前中はそこでお花見をして、駅の近くのお店でランチを取り、その後に先生のお宅に訪問するというプランを立ててくれました。
私はあいにくと午前中は用事があったのでランチから参加しましたが、小金井公園はピンクの桜と、黄色の菜の花でとても美しかったようです。
こちらは幹事さんのカンカンからいただいた写真ですが、この日は雨上がりで人出も少なく、ゆっくりとお花見ができたようでした。
カンカンのブログはこちら▼。
見事な桜の写真がたくさん載っています。
ランチは先生の行きつけのお店で松花堂弁当をいただきました。
食事をしながら、一人ずつ近況を報告しました。
高校1年といえば、ちょうど今から50年前のことになりますが、みんな変わっていないですね。
お店の方に集合写真を写していただきました。
ランチの後は、バスに乗るグループと、散歩組に分かれて先生のお宅へ。
先生のお宅には、在学中やその後も伺っていますが、だんだんと昔の記憶がよみがえってきました。
クラスメイトはそれぞれ企業に務めたり、教職に就いた人もいましたが、みんな第二の職場も定年を迎えたようでした。
若くして亡くなった人たちの思い出話になると、ちょっとしんみり。
でも同じ時代を生きてきたクラスメイト達の話は、同感することが多いですね。
リタイア後も有意義に生活している人もいました。
とくにKさんは、一日1万歩以上歩き、趣味の燻製づくりも楽しんでいる人でした。
お手製のゆで卵とポークジャーキーの燻製を持参して下さいました。
みんな、おいしい、おいしいと言って食べていました。
これまで数多くの高校や予備校、大学などで英語教育に情熱をささげられた先生ですが、健康の秘訣は、可愛い奥様と、好奇心旺盛な生き方でしょうね。
先生の書斎には、歴史の本、文学の本、語学の本など様々な本がびっしりと詰まっていました。
先生からは、「どれでも好きな本を2冊持っていくこと」という指図がありました。
私は先生が米寿記念に出版されたご著書「元気に米寿」をいただいてきました。
この本は、先生の自分史であると同時に、昭和・平成の当時の社会が分かるようになっていて、私たちが生きてきた時代を懐かしく振り返ることができます。
もう一冊は、岩井志麻子さんの小説をいただきました。
このようにして後輩に本を譲っていくのも良い方法ですね。
そして先生とは5年後にまたお会いすることを約束して、先生のお宅をおいとましました。
おうちの玄関で、私たちの姿が角を曲がって見えなくなるまで、ずっと手を振ってくださったS先生ご夫妻。
本当に素晴らしい先生に巡り会うことができました。
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この日の装い。
午前中は雨足が強かったので、シルジェリーというポリエステルの濡れても大丈夫な着物です。
帯は「ふだんきもの杏」▼の通販で買った紫色の幾何学模様の帯。
帯締めはクレイアートのhanamame▼さん。
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