2022年8月1日月曜日

神宮前1.ワタリウム美術館

だいぶ前の市民カレッジで「美術館建築」という講義を受けた時、ワタリウム美術館のことを習いました。ここは現代芸術(コンテンポラリーアート)のメッカのところだそうで、和多利さんという方が運営している私立美術館だということでした。

それで一度は行ってみたいと思っていました。

私はあまり現代アートは興味がないのですが、今回は禅の研究で有名な鈴木大拙の展示会だというので、出かけてみました。

ワタリウム美術館は、だんだら模様の建物でした。


一階には美術グッズが売られていました。


小さなエレベーターで4階へ。
エレベーターの扉は鏡になっていたので、ちょっと写してみました。


鈴木大拙展のポスターですが、このくりくり坊やは、大拙さんの子供の頃のようでした。


狭い部屋にちょっと意味不明の文字や彫刻などが展 る示されていました。
展示品は少なくて、ちょっと期待はずれでしたが、昔の白黒ビデオがあり、これは面白く思いました。

鈴木大拙という人は、金沢出身で、西田幾多郎と同級生だったそうです。
東京大学で哲学を学び、渡米して禅の研究をされました。そしてアメリカ人の奥さんと結婚をされ、アメリカやヨーロッパで生活をして、禅を深めていったそうです。
意外だったのは、エーリッヒフロムや、サリンジャーとも親交があったということでした。
ただし私には禅のことは難しすぎて、よく理解できませんでした。
「空」とか、「絶対の自由」と捉えるようですが、意味が分かりませんでした。

出身地の金沢にある鈴木大拙記念館は、水鏡との調和がとても美しい建物でした。いつかは行ってみたいと思います。

美術館の地下にはカフェがあるというので行ってみました。


ところがそこは「腸内カフェ」という名前で、ちょっと気味悪くて、何か食べる気持ちにはなりませんでした。

ということで美術館を後にしましたが、なんとすぐ近くにかき氷のお店がありました。


テーブルにつくと、何やら白い錠剤のようなものが置かれました。


これにお湯をかけると、おしぼりに変身しました。


抹茶と小豆のかき氷を頼みましたが、あんこはほとんどなくて、抹茶ばかりでがっかりしました。
なかなかベストのかき氷はありませんね。


この後は、暑い街中をかなり歩いて原宿方面に進みました。

この項、続きます。

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「一日一句」
 
暑すぎて 禅の研究 難解なり




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