2015年6月11日木曜日

邦楽大会@成城

先日、世田谷区の成城ホールというところに行ってきました。
さすが世田谷区、とても豪華な会場でした。
ここで邦楽大会が開催されていました。


この大会は世田谷区民や世田谷で活動されている邦楽の方々の発表会です。

小唄、長唄、箏曲、新内などいろいろなジャンルの方が登場されていました。

プログラムも立派でしたよ。


最初は世田谷区教育委員会の方の挨拶などがありました。

私は自分が長唄三味線を習っているので、やはり長唄だけは見逃せませんでした。
「供奴」という長唄を聞きましたが、お唄、三味線、鳴り物があって賑やかな演奏でした。
この曲は少し前にお稽古したので、懐かしかったですね。

そして注目は新内でした。
富士松延千代さん▼のお唄と、お弟子さんお二人の三味線でした。
延千代さんは、伸びる澄んだお声を出したり、唸るようなお声だったり、むせび泣くようなお声だったりと、お一人でいろいろな場面を演じていました。

実は2010年、まだ私が三味線を習い始めたての頃、延千代さんから「懐メロ三味線教室」▼というのをちょっとだけ習ったことがありました。
東京音頭や、芸者ワルツ、祇園小唄などを三味線で弾くのを教えていただきました。
楽しいお稽古でしたが、場所があまりに遠いので、残念ながら数回で終わってしまいましたが。

当時は延千代さんは、それまでのお仕事を辞めて新内で独り立ちされた頃でしたが、今では多くのお弟子さんをかかえる立派なお師匠さんとなりました。
その間は心身ともにご苦労もあったようですが、それを乗り越えて頑張っている様子を見ると、新内や三味線を広めようと努力されている延千代さんを、応援したくくなりますね。

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この日の装い。

木綿(?)の小紋です。というか、プリントです。
いつもながら、同じような淡いグリーン系の着物が多いですね。


帯はいただきもの。薄い単衣の帯なので、軽くて楽ちんです。
昔の帯なので、長さもちょうどよい寸法です。

オレンジ色の帯留は、新宿区の福祉作業所の方が作った七宝焼きです。
ハート形のような形をしていて、可愛らしいのですよ。
新宿駅西口にあるイベントコーナーで買いました。





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