初日は、「麹町邦楽ライブ第五弾」▼ということで、まつ乃家栄太朗さんをスペシャルゲストに迎えたライブでした。
栄太朗さんはテレビなどでもお馴染みですが、日本で唯一の女形の芸者さんです。
実にお美しい方でした。
小唄に合わせた栄太朗さんの舞や、宮城道雄の作曲で有名な「春の海」のお琴の演奏、「子の日(ねのひ)の遊び」というおめでたい曲が披露されました。
栄太朗さんのしっとりとした舞には、うっとりとしました。
その後は、栄太朗さんに、お座敷遊びをいろいろと教えていただきました。
こちらは有名なお遊び、「こんぴらふねふね」のやり方を指導されているところ。
多くのお客様が、かわるがわる栄太朗さんと対戦しましたが、どうしても栄太朗さんには勝てませんでした。さすがにプロですね。
その後は、「おまわりさん」というお遊び。
これはじゃんけんをして、負けた方がぐるっと一周廻るので、「おまわりさん」というのだそうです。
私も引っ張り出されて、対戦しました。
じゃんけんに3回負けると、バツとしてお酒か青汁を飲まなくてはならないのですが、私は勝ちましたよ。
お座敷遊びは、一見さんではなかなかできないのかもしれませんが、今回は邦楽の演奏付きで、お安い料金で楽しめました。
みんな揃っての集合写真です。
いつもは厳しいお顔で演奏されている福原鶴十郎さんのくだけたお話も楽しく、ちょっと堅苦しく感じることもある邦楽の世界ですが、この日ばかりは、楽しいお座敷ワールドを堪能できました。
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翌日は、藤沢まで出かけました。場所は駅近くの藤沢商工会議所でした。
この日は、新内の富士松延千代▼さんが主宰している「千代の会」の特選演奏会でした。
延千代さんには、数年前に「歌謡三味線」のレッスンを受けたことがあるのですが、その頃は私も長唄三味線を習い始めたばかりで、勘所もよく分からないくらいでしたが、楽しく教えていただいた、というご縁がありました。
延千代さんはその後、多くの生徒さんを教えられるようになり、たくさんの芸達者な生徒さんをとりまとめ、お師匠さんとして、素晴らしい活動をされていらっしゃいます。
演奏会は、木遣から始まり、端唄、新内、小唄など盛りだくさんでした。
こちらは受付のところで演奏中の新内流し。
延千代さんの演奏会の特徴は、何といっても分かりやすい説明があることです。
イラストや歌詞が書かれた多くのスライドが用意されているので、邦楽が分からなくとも楽しむことができます。
今回は春蝶さんという方が特別に踊りを披露されました。
本当に美しい方で、色気たっぷりの花魁姿に見とれてしまいました。
小柄な方でしたが、背中の曲線が美しく、憧れてしまいました。
春蝶さんの写真は写さなかったのですが、こちら▼に写真がありますので、どうぞご覧ください。
座長の延千代さん、ほんとうにお疲れ様でした。
二日続けての邦楽三昧でしたが、どの方もみなさま、努力の結果として、お客様にその技を披露されていらっしゃるのですよね。
私自身は、先月末から三味線のお稽古はお休みさせていただいているのですが、やはり三味線の音色を聴くのは良いものですね。
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この日の装い。
五箇谷さんのイベントで買った小紋です。
とても細かい模様なので、無地のように見えますね。
(写真が汚れているように見えるのは、鏡が汚れているせいです。すいません!)
これは、五箇谷さんのスタッフの方が提供した着物でした。
丈が短いというのでリサイクルに出したということでしたが、私にもちょいと短めでした。
帯は骨董市で買った袋帯ですが、二重太鼓は面倒なので、翌日、自己流で短くしてしまいました。
やはり普通のお太鼓の方が、楽に締められます。
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