2019年9月19日木曜日

「黄瀬戸 瀬戸黒 志野 織部」

先日、能ともだちのTさんからお誘いを受けて、サントリー美術館で開催中の「黄瀬戸 瀬戸黒 志野 織部」▼を見てきました。


「しびれるぜ、桃山」というキャッチコピーでしたが、どれも茶道のための焼き物です。

これらが創造されたのは桃山時代だそうで、今から400年以上、昔のことになりますね。
それまでは中国から入ってきた陶磁器が使われていたようですが、この時代になって、和ものが登場したようです。

とくに美濃(現在の岐阜県東濃地域)では新しい焼き物が作られて、「ひとつとして同じものはない」というほど、いろいろなモノがあったそうです。


私にはそれらの違いが分からなかったのですが、どれも土っぽくて、ごっつい感じがしました。
真っ黒のお茶碗もありましたが、とても重そうでした。


お茶を飲む道具の割には、かなり大きいなと思いましたが、当時はお茶は男性の趣味だったので、その手に合わせて大ぶりなものの方が良かったのかもしれません。

私が興味を持ったのは、上のチラシにあるお菓子を乗せる(?)お皿でした。
取っ手が付いていて、使いやすそう。
「手鉢」というのだそうです。

また茶懐石に使われたお皿の5枚組セットもありました。
よく保存されていたものです。

第二部はがらりと時代が変わって、「昭和の美濃焼」というコーナーでした。
荒川豊蔵と、加藤唐九郎という私でも名前だけは知っている人の作品が展示されていました。
なんだか急に時代が昭和になってしまい、びっくり。
その間の変化も知りたいと思いました。

美濃という土地で焼き物が発達した理由は何だったのでしょうか。
土の性質が良かったのでしょうか。

それと、「黄瀬戸 瀬戸黒 志野 織部」の地図が欲しかったですね。
一つありましたが、どこがどこだか分かりませんでした。

どうも私は地理や歴史の観点から見てしまうので、純粋に芸術品として楽しめませんね。

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サントリー美術館のある東京ミッドタウンは、おしゃれな空間です。
創業されて今年でちょうど10年だとか。
もっと昔からあったような気がします。

私はこの竹が好きです。


この噴水もオシャレですね。


展覧会を見た後は、シルバーパスを使って大江戸線で帰りました。


都営地下鉄には、大変、お世話になっています。

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