「川を歩く」シリーズですが、今回は地元に流れる野川を歩いてみることにしました。
野川は、東京都国分寺市にある日立中央研究所内の大池から始まり、世田谷区の二子玉川で多摩川に合流する川です。武蔵小金井市、三鷹市、調布市、狛江市、世田谷区を流れています。長さは約20キロの川です。
まずは京王線の柴崎駅まで電車で行き、そこから少し歩いたところにある野川の大町橋をスタートとすることにしました。
今回の目的地は世田谷区の成城学園です。
そこまでに野川にかかる橋は13ありました。
上流の方から、下流に向かって
大町橋、野川橋、蓑和田(みのわだ)橋、小金橋、高谷橋、野川大橋、糟嶺(かすみね)橋、小足立橋、谷戸(やと)橋、神明橋、上野田橋、中之橋、鴈追(がんおい)橋です。
この中で、鴈追橋は石に刻まれた名前が劣化してしまいよく見えず、写真に撮っても真っ黒になってしまったので、こちらの写真には入れてありません。
シンプルな名前の橋もありましたが、意味がよく分からない名前の橋もありました。糠嶺橋、というのはどういう意味なのでしょうね。橋の名前は誰が決めるのだろう、と思いました。
野川を歩いての第一の感想は、自治体による違いです。調布市から狛江市を経由して世田谷区の成城学園までのんびりと2時間以上歩きましたが、痛感したのは、世田谷区のお金持ちぶりです。
何もかも、格段に違いました。
家の豪華さはもちろんのこと、ガレージに置いてある車、庭に咲いている花、近くの橋の整備や緑の刈り込み状態、いろいろな標識や施設など、どれもこれも高級で、他の地域とは比べ物にならないほど充実していました。
こんなところに住めたらいいな、としみじみと思ったのでした。
とはいえ、地元の庶民的な風景や、愛らしさも忘れるわけにはいきませんね。
少しご紹介してみます。
柴崎駅の南口にある商店街。意外とたくさんのお店がありました。こちらはシロクマの親子が可愛いコーヒー屋さん。ほのぼのとしてきますね。
こんな感じの川沿いの道を歩きました。完全に舗装されています。
写真ではよく分かりませんが、川の中にはカモが泳いでいました。
バス停でバスを待ちながらちょっと休憩。
日曜(祭日)だったので、散歩する人、ジョギングする人、サイクリングする人などかなり賑わっていました。
この近くには、古くからある神代団地がぎっしりと並んでいました。全部で50棟以上ありました。広い公園もあり、住み良さそうな団地でした。
この境界線を越えると、世界がまるで違いました。
道しるべも作られていて、楽しそうな小径でした。
正面に見えるのは小田急線の高架です。
ここを左折すれば成城学園駅に着くと思ったのですが、道が途切れていて、仕方なくあちこち歩き回っていまいました。おかげで成城の豪邸を見ることができましたが、野川からはどんどん離れて行って、ようやく野川に辿り着いたと思ったら、だいぶ下流の方まで来てしまいました。
おかげで歩数は伸びましたが、なんだか無駄なことをしてしまったと後悔しました。
こちらから小田急バスに乗って調布まで。
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