二日目は、朝からまた星野リゾートの温泉に入ってのんびりとして、再びバスに乗りました。
ホテルの近くでは、すすきがそよそよとそよいでいました。
この日の最初の目的地は、会津美里町にある法用寺というところでした。
私はこのバスツアーに行くまでは、法用寺というお寺は全く知らなかったのですが、地元のボランティアガイドさんの説明を聞くと、かなり歴史もある有名なお寺だったということが分かりました。
法用寺は今から千年以上前の養老4年(702年)に建てられたそうです。
まだ奈良時代になる前のことですね。
山門の両脇には阿吽の像が立っていました。
ここは雨風にさらされるので、パネルが立っていましたが、お寺の本堂には立派な木造の像がありました。
山門の下には藁でできたヘビが飾られていました。
これは毎年、取り替えるのだそうです。
下の写真の右側に見える木は、NHKの大河ドラマ「八重の桜」のオープニングにも登場した桜です。
「虎の尾桜」という八重桜だそうです。
後ろに見える本堂の中には、とても立派な十一面観音がありました。
ここにはいろいろな文化物がたくさん保管されていましたが、東日本大震災の時にも、落下したり倒れたりしたものは、ほどんどなかったということでした。
ここは銀杏がとてもきれいなところでした。
滑って転ばないように、境内をいそいそと歩きました。
ここは天台宗のお寺なのですが、神社のように狛犬がいました。
古くからある神道と仏教が混在しているところでした。
こちらは三重塔。
会津に現存する唯一の塔だそうです。
火災により何回か被災にあったようですが、地震には強い建物だったようです。
三重の屋根の大きさがほとんど変わらない作りになっていて、とても美しい塔でした。
こちらはガイドさんが石川啄木の歌碑を説明しているところ。
啄木が小樽日報で働いているときに、会津出身の同僚がいて、その関係でこちらのお寺に啄木の歌碑があるということでした。
この二人は以前はあまり仲が良くなかったそうですが、啄木の生誕百年を記念して(だったと思いますが)、お互いの孫同士が交流をしたという話でした。
このガイドさんの説明はとても分かりやすくて、感じが良かったです。
地元愛に満ちている方でした。
会津の鄙びたところに、このようなお寺があったのには驚きました。
仏教の布教はすごかったのだなと思います。
この後は、またバスに乗って、会津の武家屋敷へと向かいました。
(この項、続きます)
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