ちょっと間が空いてしまいましたが、「府中アート散歩 1」▼の続きです。
私たちは府中市内を走る「ちゅうバス」に乗って、まずは石の彫刻家・髙木有規さんが主宰するギャラリーゆうき▼にお邪魔しました。
とてもお洒落なアトリエでした。
こちらでは、若手の作家による彫刻、絵画などの「五人展」が開催されていました。
到着した時はちょうどトークイベントの時間帯でした。
作家さんが、それぞれご自分が完成した作品の説明と、それができるまでの様子を語っていました。
こちらは石の彫刻の説明をしている髙木さんです。
石を削るためのいろいろな道具を見せています。
トンカチやらいろいろ危なそうなものもありました。
石の彫刻は、運搬費などがかなりかかるとのことでした。
お庭にあった大きな作品です。
ユニークな作品たち。
ただ作品を見ているだけでは気づかないことも分かり、面白く感じました。
作家さんたちはふだんはアニメーターをしたり、大学に務めたりして、その間に作品を制作されているとのことでした。
それぞれの個性ある展示会でした。
その次は、またちゅうバスに乗って「馬場彫刻研究所」へ行きました。
こちらは、木彫家の馬場稔郎さん▼がされているアトリエです。
馬場さんは主に動物の彫り物をされています。
壁には大きなのこぎりがありました。
こちらが馬場さんの作品です。
リアルなのに、とても可愛らしい動物たちです。
これらは、一つの木の塊から彫って作る場合と、いくつかの部分を組み合わせて作り上げる方法があるそうです。
ちょうどワークショップ▼の最中でした。
ほぼ形は出来上がっていて、彩色をしているところでした。
参加者の方たちは、オオカミやウサギを彫って、ブローチなどにしていました。
このワークショップでは、ある程度、材料が準備されているようでしたので、3時間くらいあれば、素人でもできあがるそうでした。
お庭で、ちょっときれいな色のガラス作品(?)を見つけたので、一緒に写していただきました。
そういえば、このツアーのメンバーには美術関係の方が多くいらっしゃいましたが、私の羽織姿を見て、「着物と羽織が柄同士で、その組み合わせが新鮮で面白い」という感想をいただきました。
あまり考えずに着て行きましたが、和の世界もそのような目で見ていただくと、意外な発見があるのかもしれませんね。
この後は、他のメンバーは駅の近くのカフェにいらっしゃいましたが、私はお先に失礼いたしました。
多磨霊園駅から、京王線に乗って帰りました。
今回は、これまであまりご縁のなかった陶芸や石や木の彫刻などについて、制作者と直接お目にかかってお話ができたのは、よい機会でした。
それにしてもフェットのメンバーは精力的でした。
小さなお子さんを抱えながら、楽しそうに活動されていて、良い意味での世代の相違も感じました。
また地域の地図作りも精力的にしていて、情報発信もよくされています。
できれば私の住んでいる市でも、若いアーティストたちと何かご一緒できればよいな、とも思ったアートツアーでした。
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