これは「源氏物語を楽しむ会」のメンバーのUさんから教えていただいた展覧会で、コロナ騒動の最中ですが、是非行ってみたかったものです。
会場は、2018年秋にリニューアルオープンされた赤坂の虎屋にあるギャラリーでした。
鑑賞の前に、まずは3階の茶寮へ。
木造の美しい階段でした。
粟ぜんざいをいただきました。
こってりとしたあんがとてもおいしかったです。
それにプチプチとした粟も!
でもこれで1320円ですよ。
高かった!
ゆっくりと味わいました。
ギャラリーは、地下でした。
林美木子さんという有職彩色絵の作家さんの作品展でした。
お父上は人間国宝の方だそうです。
大和絵の系統の方でした。
写真撮影OKなのも嬉しかったですね。
源氏物語の優雅な世界をたっぷりと楽しめました。
54帖が描かれた板絵。
当時の宮廷の華やかさが再現されていました。
雲の間に見える空の色が、とてもきれいでした。
できればどの巻かが分かるように説明されていたら、嬉しかったですけど。
こちらは貝合わせのお道具です。
貝殻に描かれた絵の美しいこと。
私は以前、貝合わせの遊びを体験したことがありますが、貝はほんとうにぴったりと合う組み合わせがたった一組だけあるのです。
伊勢物語の歌留多(かるた)もありました。
百人一首のようにして遊ぶのだそうです。
こちらは立ち雛。
美しい装束と、現代風なお顔がマッチしていました。
羽子板です。
あまりに美しすぎて、これでは羽根をついて遊べませんね。
「犬筥」(いぬはこ)。
犬筥は、お嫁入り道具として使われたそうです。
犬は安産・多産の象徴であることから、安産のお守りだったのですね。
他にも美しい檜扇や、虎屋の箱なども展示されていました。
虎屋は新しくて、すべてが美しいのでした。
洗面所とは思えないほどのきれいなお部屋。
入り口にあった鏡が素敵だったので、映してみました。
誰か入ってきたので、慌てて写したので、ちょっとボケていますが、こういう姿見があるのはありがたいですね。
「王朝のおもちゃ」展は、2020年5月20日まで開かれています。
入場無料。
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