2015年2月7日土曜日

市民カレッジ ~筆文字のまとめ~

去年の10月からスタートした市民カレッジ「筆文字」のまとめをしてみたいと思います。


最初は、筆を持って、グルグルと輪を書くだけでした。


その次は一本線の練習。
最初に点を置いて、その後にすーっと横に延ばし、終わりは止めます。
これは書体により、いろいろなパターンがありました。


そして、「何でもいいから好きな字を書いてみてください」と言われて書いたのが「山」という字でした。
あまりに幼い字で、恥ずかしくなるくらいでした。

その次は、筆は持たずに、「誰かに伝えたい言葉を考えましょう」ということで、それを発表するだけで終わりました。
たとえば「自分に言い聞かせたい言葉]として「悠」という字を考えた人、ご主人に「笑う」という言葉を考えた人、孫に「ありがとう」という言葉を考えた人など、さまざまでした。
私は母に元気でいてほしいので、「元気」という字を考えました。

その後は、楷書の練習、行書の練習、ひらがなの練習、文字の配置(斜めに描くとか、字の大小など)を少しずつ学びました。

ひらがなは、元の漢字を知ることから始めました。
たとえば、「としちゃん」の「と」という字は、「止」から来ているそうです。
そうやって50音すべてを見ると、面白くなりました。

こちらは行書の練習のお手本です。
丸くふわっと続けて書くのが難しかったですね。
「永」という字は、「永字八法」といって、漢字のいろいろな要素がすべて入っている字でした。
この字を一つ書くだけで、トメ、ハネ、ハライなど8つの要素が学べることになります。


そして次の段階では、それまで考えていた言葉を、はがきに書くという作業になりました。
お手本はなくて、まず自分で書いてみて、それを先生が添削してくれるというスタイルでした。

初めに考えた文字と変えた人もいましたが、私は「元気でね」という話し言葉にしてみました。

そして何回も書いてみて、出来上がったものを、母の誕生日に贈りました。
100円均一で買ったピンクの額縁に入れて渡しました。
母も「あんたが書いたの?」と言って、喜んでくれました。


私はこれで十分だと思っていたのですが、市では「市民カレッジ受講生の展覧会」というのをするので、それ用に提出してくださいというので、同じものを提出しておきました。

先日、その作品展があったので、見てきました。


すると、こんなふうにきれいに出来上がっていました。
なかなか見ごたえがありますね
ここまで導いていただいた先生に感謝します。


こちらは、私の作品です。
(もう一人の方は、たくさん字を書いていますね。)


落款も押すことになりました。
私は「消しゴムハンコ」のメメさんのところで習ったバラの花▼を押してみました。

他にもプリザーブドフラワー、陶芸、デッサン、水彩画などの作品が展示してありました。

こちらはフラワー教室の先生の作品です。華やかで素敵ですね。
私もこの講座は前に受けたことがあります。


陶芸のクラスは初級、中級、上級とあるようで、何年も続けている方も多いようです。
こちらは先生の作品です。


絵画の作品もありました。


実は、この筆文字の講座は途中はあまり面白くなくて、やめてしまおうかと思ったこともあったのですが、最後まで続けて作品が完成して良かったと思いました。

とはいえ、ふだんはあまり字を書くことが少なく、書いてもものすごい乱雑な字です。
たまには筆を持って、心を込めて字を書く時間があればと思っているところです。

作品展は2月8日まで、「たづくり」で開催されています。




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