そののチケットは、いつも食料品などを利用している生協のパンフレットでたまたま見て購入したもので、「鑑賞教室」ということで、若い世代に伝統文化を伝えるための公演です。
会場へ向かう道は、フランス人らしき人たちの集団といっしょでした。
雨に濡れる能楽堂のお庭です。
会場には多くの中高生がいて、開演前はとても賑やかでした。
まず「能楽のたのしみ」という解説がありました。
会場にいた人の9割ほどは、能を見るのが初めて、という人ばかりでした。
高校生の男女各1名ずつと、中学生の男子1名が舞台に上って、司会者の能楽者の指導のもと、いろいろと演技をしました。
また会場にいる他の多くの生徒やお客さんたちも、一緒に声を出してみました。
若い人たちは、面白ければすぐに反応をするので、面白いですね。
鑑賞教室には、分かりやすい説明が書かれている小冊子が配布されます。
狂言「文山立(ふみやまだち)」は山賊二人のお話で、分かりやすい内容だということでしたが、私にはちょっと分からないところがありました。
休憩時間には、展示室で能面や装束を見ていました。
能「船弁慶」は面白かったですね。
小冊子には、こんな漫画で紹介されていました。
これなら中高生にも、分かりやすいでしょうね。
「船弁慶」は長唄三味線でもよく演奏される曲ですが、こういうお話の曲だというのは、はっきりと知りませんでしたので、漫画が役立ちました。
義経、弁慶、静(後半は知盛の怨霊)もそれぞれ迫力があり、それぞれの役にぴったりのように思いました。
またアイ狂言の船頭が面白くて、とても魅力的でした。
いつも「謡音読会」で指導していただいている小早川先生が地謡をされていました。
終った後、どこかでランチをしようと思いましたが、千駄ヶ谷周辺も、新宿駅周辺もなにかピンとくるお店が見つからず、結局、家まで空腹のまま、戻りました。
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この日の装い。
かなり雨が降っていたので、セオアルファーの着物です。
黒に紅葉模様の帯。
透けた羽織にも、紅葉の絵柄がついていました。
2 件のコメント:
いい企画ですね。私もまだまだ入門編みたいなのがいいです。
最近お能とも遠ざかっていますが、また何か選んで行ってみたいです。
人形浄瑠璃(文楽)も一度経験してみたいといつもポスターを見ながら思っています。
人形浄瑠璃は関西のものなのかしら?
鑑賞教室は、日本の伝統を後世に伝えるということで
高校生や外国人向けに分かりやすい解説付きで開かれています。
それに料金が良心的ですね。
私もそういう程度のが分かりやすくて良いですね。
人形浄瑠璃はやはり関西が本場ですね。
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