私は町歩きが好きで、旅行に出かけても、いわゆる名所旧跡に訪れるよりも、何気ない裏町を歩くほうが好きです。
またこれまで江戸の歴史散歩や、スリバチ学会の街歩き、文学散歩などにも参加していました。
ところが、それらのイベントはコロナ禍のため、中止されることが多くなりました。また私自身も、あまり遠いところまでは行きたくない、と思うようになりました。町歩きは、不要不急に当たるのでしょうからね。
ということで、人に頼らず、自分の身近なところを歩いてみようと思うようになり、川沿いの道を歩くことを始めてみました。
すると川の地形の面白さ、橋の形や名前の面白さ、川が急に途切れてしまったり、また復活することの面白さを身を以て体験するようになりました。
それは本当に個人的な趣味なのですが、なにか記録に残しておきたいと思い、ブログに写真入りで綴るようにしています。
そんなとき、本屋さんで面白い本を見つけました。
「水路上(すいろじょう)観察入門」です。
著者は暗渠巡りが大好きだという、吉村生さんと髙山英男さんというお二人です。
路上にある橋の欄干、細長い公園、狭い道、、、、、
それらはみな、かつてはそこに川があったことの証なのです。
たくさん写真があります。ぱらぱらとめくり、うんうん、私も同じ風景に出会ったわ、と頷きながら眺めています。
私はこの著者さんたちのように、街歩きを極めることはできませんが、少しでも楽しい発見をしてみたい、と思っています。
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「一日一句」
新発見 夏風浴びて 川歩き
2 件のコメント:
はじめまして。『水路上観察入門』をご紹介くださいましてどうもありがとうございます。
著者の片方の髙山英男と申します。
同じ趣味をお持ちの方にご覧いただいて、とてもうれしいです。
スリバチ学会には私達も何度かお邪魔しているので、どこかでお会いしていたかもしれませんね。
たくさんの川を紹介されているブログも愉しいです。これからのお散歩や更新も、愉しみにしております。
取り急ぎ、御礼まで。
髙山様、コメントいただき、ありがとうございました。著者の方から、直接のご連絡をいただき、舞い上がっております。
今後、どこかでお目にかかれることがありましたら、是非、楽しいお話をたくさんお聞かせ願います。
今日は、京王線千歳烏山付近の水無川の遊歩道を歩いてきました。橋名が刻まれた石しか残っていませんでしたが、なかなか面白いところでした。
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