京王線沿線の仙川という地域は、調布市内といっても、他の場所とはちょっと異なる素敵な雰囲気のある街です。
劇場や小さな美術館があり、実篤公園があり、また学園都市でもあり、他の駅よりも若い人を多く見かける活気のある地域だと思います。
つつじがきれいに咲いていました。
たまたま知人のfacebookの記事で、そこはギャラリー兼カフェのお店であり、さまざまなワークショップも展開しているということを知りました。
ホームページを検索してみると、近日、野菜料理の講習会のようなイベントがあるとのこと。ちょうど日にちが空いていたので、申し込んでみました。
さて、当日、その「ツォモリリ文庫」に足を踏み入れてみました。
中では、数人の方がにこやかにおしゃべりをしていました。みなさん、講習会の参加者のようでした。
そこに、花瓶にお花を生けている方がいました。
「ツォモリリ文庫」のオーナーの方でした。何も分からず参加した私を、暖かい言葉で迎えていただき、少し安心しました。
ちなみに「文庫」といっても普通の本屋さんではありませんでした。
広々としたお店の内部には、アジアやアフリカの生地で仕立てた洋品、手作り品、本、文房具、書籍、選ばれた自然食品などが置いてありました。
今回の講習会は「 Orina-巣(織り成す)」のまめちゃん先生のお話と調理実習、そしてデザートと飲み物付きのランチという盛り沢山の内容でした。
まずはまめちゃん先生が「切り方」の解説をしました。
「切る」というのは料理をする際、とても基本的なことです。
包丁を正しく持ち、姿勢を正しく保ち、切られる材料に対して敬意を払う。
そういうことが健康に繋がるというお話がありました。
何故、健康になるかというと、正しい方法で切ると、切り口がきれいになるので、舌に優しい→胃や大腸などの内臓にも優しいので、健康的になり、肌が美しく白くなる、という理論なのでした。
また正しい方法で切ると、野菜からアクが出ないので、まな板も汚れない。また包丁が傷まないので、しょっちゅう包丁を研がなくても大丈夫、ということは目からウロコでした。
また切っている途中にちょっとおかしいな、切りにくいなと思ったら、深呼吸をして背伸びなどをして姿勢を正しくしてから切ると、スムーズに包丁が入るとのことでした。
なるほどね〜。
目の前でデモンストレーションです。
私は長い間、スピードが勝負という生活をしていたので、目からうろこのようなお話でした。
そして実習の時間になりました。
まずは先生が「タブレ」の作り方を見せてくれました。
材料はこちら。
その後、参加者が各自で作りました。
私は割烹着を着たので、みなさんが面白がって写真を写してくれました。
着物でイベントに参加するときは、いつも割烹着持参なのです。
彩りを考えながら、作るのは楽しかったですね。
こちらは私が作ったタブレ。上に乗っている黄色い花は、春菊の花です。食べられます。
みんなそれぞれ個性があって素敵でした。
こちらの方のタブレは、グリーンの洋服とコラボしているようでした。
そして自分で作ったタブレを取り入れたコース料理が出てきました。
ネギと人参の2色スープ
種と野菜のタブレ(自作)
カブのグリル
ゴボウ人参れんこんのきんぴら
じゃがいもとキャベツのサブジ
人参ラペ
ねぎぼうずの天ぷら
福岡産つやおとめの4分づき
種がいっぱいのケーキ(これはツォモリリ文庫の人気メニュー)
どれも自然の素材を活かした味付けで、私の好みにぴったりでした。
うーん、もうお腹いっぱいになり、幸せな気持ちになれました。
食べること、生きること、育てること、そんな日常の一コマを大切にしているギャラリーでの楽しいひとときでした。
まめちゃん先生、ツォモリリ文庫のスタッフのみなさま、楽しい時間を過ごすことができて、満足しています。ありがとうございました。
こちらでは次回は浅野友理子さんという画家の壁画の展示もあるそうです。
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どこへ行っても、川歩き、橋巡りは忘れません。
今回は、仙川駅のごく近くで橋を見つけました。
下には川は流れていませんでしたが、昔はどうだったのかな。
おらほ橋。
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