2022年5月11日水曜日

我が家の松の木問題?

うちのマンションにあるベランダは、ルーフバルコニーの部分もあります。これが必要以上に広いのです。

以前はここに椅子やテーブルを置いて、ビールを飲んだり、花火を眺めたりしていました。子供のプール遊びをしたこともあります。

「広々していて良いわね」と言われることもあります。

ところが数年前、ものすごい台風が襲来した時、重い金属製のベンチや大きな物置も、暴風で全部ぶっ飛んでしまうという大事件が起こりました。ものすごく怖い経験でした。また後処理も大変でした。

それ以来、ほとんどのものはルーフバルコニーには出さないようにしました。

背高のっぽになったオリーブの木も、泣く泣く処分しました。小さな植木鉢などは、ちょっとでも風が吹くと、すぐに屋内に持ち込むようにしていました。

ところが15年ほど前に作ってもらった木製のプランターは、畳半畳ほどのサイズで、それが2つありますが、中には土が入っているので、重くて移動できないしろものです。そのプランターには、背の低い、土を這うような植物を植えていました。

たまたま数年前、お正月に飾る生花セットの残りの中に、松の枝がありました。ほんの10センチにも満たない小さな枝でした。

お正月が過ぎた時、その枝を捨てるのは忍びないと思い、プランターに挿しておきました。育てるというよりも、料理の添え物に使うつもりでしたので、小さな松の枝で十分だったのです。

ところがある時気づいてみると、その松がぐんぐん成長していました。

土の部分から1メートルほどの高さになっていました。


好き勝手に伸びてしまった、という感じです。


枝の先にはこんな長い○○が。
(○○は、名称が分かりません)

このまま伸ばしておくと、また台風が来たときにどんな災害が起こるかもしれないと思い、仕方なく枝をカットすることにしました。

小さくなった松の木です。

まずは一段階。

まだ、モジャモジャしていますね。

のこぎりで、不要と思われる部分も切りました。

今までの半分くらいの高さになりました。

今、各地で樹木を守りたい市民と、伐採したい役所で対立していることが目に付きます。

私の住んでいる市でも、駅前にあった大きな樹木を伐採することを巡って、市民との間でかなり問題になりました。

樹木を切ることは、心が痛みます。

でも切らないと、災害になってしまうかもしれない。

私もとても心が揺れました。

広いお屋敷に住んでいるなら、このまま松の成長を見ているだけで良いかもしれません。ところがマンション暮らしでは樹木が倒れたら、多くの人に迷惑をかけてしまいます。

「ごめんなさい、切らせていただきます」と言って枝を切りました。

私は植物の知識がないので、適当に切ってしまいました。これで良かったのかどうか分かりません。

後でインターネットで調べたら、松の木は、年2回、剪定するのが良いとのこと。そのうち1回目は4月から5月にかけてが良い、と書いてありました。

ということは、この時期に切って、あっていたのかも。

少しはほっとしました。

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「一日一句」

伸びた松 ヤニが溢れて 泣いてるか


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