先日、渋谷まで着物イベントに行ったついでに渋谷川を恵比寿まで少し歩いてきました。
その続きをしてみることにしました。
ところが恵比寿からだと、終点がちょっと遠いのです。それでどうしようかと考えている時、こちらの本をパラパラと見ていたら、渋谷川の恵比寿付近の橋から、《いもり川》という暗渠に通じているということが分かりました。
それほど歩く距離は長くなさそうなので、そのルートを辿ることにしました。
出発は恵比寿駅。
先日の終点だった渋谷橋に、またやってきました。
まったく、年を取ると、こういううっかりミスが多くなり困りますね
そして今度はちゃんと明治通りを歩きました。
渋谷川の標識も見つかり、ほっとしました。
こちらは一本橋。
近くの恵比寿東公園には、タコの滑り台がありました。
その後は渋谷川に沿って歩きましたが、川のすぐ傍には道がないので、ときどき合っているかどうか、建物の隙間から川をのぞきながら歩きました。
途中、台雲寺というお寺がありましたが、いろいろ工夫をしているようなお寺でした。お地蔵さんが可愛い。
一帯は、あいおい生命のビルがぎっしりと立ち並んでいました。保険会社は儲かるのでしょうか。
恵比寿橋は工事中でした。大勢の人が、川の中をさらっていました。
次は新橋。
この手前にある渋谷区立広尾一丁目児童遊園地には、かつての、いもり川の跡があるということです。
いもり川の水源は、青山学院大学の中にあるそうです。そこから南に流れて、この遊園地で渋谷川と合流します。
ということで、いもり川跡を遡ることにしました。明治通りを横切り、臨川(りんせん)小学校の道を北上します。
その前に、こちらの図書館でおトイレ休憩。小学校の隣が図書館になっていて、良いですね。
平屋建てでしたが、蔵書はかなりあるような図書館でした。
図書館のすぐそばの風景です。
こちらの薄べったい家の両側を挟んで、道があります。
左の道を選んで歩きました。
ここは、かつてのいもり川の川底だったようです。
細い道をどんどん歩きました。両側は普通の家なので、ちょっと写真を写すのはやめました。
右手に高い塀が続きました。
くねくねとした面白い道が続きました。
「いもり川階段」に到着しました。
嬉しかったですね。
この階段の上には、お嬢様学校で有名な東京女学館の校舎がありました。
実は今から半世紀以上も前のことになりますが、中学校で同じクラスだった友人が、ここの制服が可愛いというので、こちらに進学することになりました。そして秋になり、文化祭に私を呼んでくれたのですが、あまりにオシャレな文化祭だったので、私はものすごい格差を感じました。ここは女子校なので、付き合う男子は慶応、麻布、国学院などに限られているとのこと。私はごく普通の都立高校へ行ったので、あまりに世界が違って、その後、彼女との交流はなくなってしまいました。そんな思い出がある学校です。
その後、少し歩くと、超広大なお屋敷が目に入りました。常陸宮のお屋敷のようです。「皇宮警察」が見張っているようでした。宮様というのはこういうところに住んでいるのですね。周囲は普通のマンションでしたが。
そして向かいにある郷土博物館から、ハチ公のミニバスに乗りました。
お客さんは他には誰も乗っていなくて、申し訳ないくらいでした。
この日のルートはこれでおしまい。
紫色の矢印が歩いたルート。
オレンジ色はミニバスを利用したところです。
通過した橋は少しだけでしたが、広尾の知らない風景を歩くことができて、満足できました。
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「一日一句」
皐月晴れ なき川追って くねくねと
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