一日一句の俳句を、写真と共に載せています。
というのも、私の場合、俳句だけではあまりにも未熟なので、スマホで写した写真でもあれば少しは意味が伝わるかしらと思って、そのような形にしています。
ところが、これは「写俳」というものである、と友人が教えてくれました。
伊丹三樹彦さんという写真家兼俳人の方が、「写俳」という言葉を作っているのだそうです。
この方によると、「写真は瞬間を撮る。句はその後先の空間を見つめており、写真にふくらみを加えます」ということだそうです。
なるほどね~。
「写俳」を検索してみたら、森村誠一さんも「写真俳句」▼をされているそうで、驚きました。
あの偉大な作家さんと同じことをしていたなんて、ちょっと嬉しいですね。
私は朝日新聞を取っているのですが、毎週日曜日には「朝日歌壇」「朝日俳壇」というコーナーがあります。
「歌壇」は短歌、「俳壇」は俳句ですが、著名な歌人や俳人が、読者から投稿された短歌や俳句の中から、良いと思われるものを選んで、批評しています。
私も俳句の方は、なんとなく目を通してみています。
(短歌はあまりに難しそうなので、遠慮しています。)
先週の掲載のうち、私が共感した俳句は、
「ただいまに応へる声のなき寒さ」
笑ってしまったのは、
「猪も横断歩道渡りけり」
環境が違うと俳句も違ってくるな、と思ったのは、
「暴風雪北海道を咆哮す」
などでした。
新聞に掲載される俳句は、分かりやすい俳句もありますが、何のことを伝えたいのか、私にはまるで意味不明のものもあります。
はっきりいって、私には良い俳句というのがよく分かりません。
ちょっと例に出して悪いのですが、
「ツイッター・LINE・インスタ近松忌」
というのは、どうなんでしょう。
近松忌は、陰暦11月22日で、冬の季語ということになっているようですが、こういうのもアリなんですね。
「日向ぼこビタミンDを存分に」という句も、これも俳句なのかなと思いました。
私には、ビタミン剤のコマーシャルのように思えますが。
と、人さまの作った俳句に感想を言うのは簡単ですが、素人の私が作り続けるのは、なかなか楽ではありません。
それでも句会の先生、先輩方のご指導やご意見をいただきながら、老後の頭の体操と思って励んでおります。
さて、「一日一句」、いつまで続くことやら。
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