数年前から、市の福祉公社に所属して、有償ボランティアとしてお年寄りのお世話をしていました。
これまで市内の数か所のお宅に伺い、料理を作ったり、部屋の片づけをしたり、掃除をしたりなどしてきました。
1回1時間のちょこっとしたお手伝いですが、仕事の後には世間話をしたり、スマホの使い方が分からないというので教えてあげたり、お互いの関係は良好に過ごしていました。
それが4月に緊急事態宣言が出てからは、仕事もお休みとなりました。
そして今回、緊急事態宣言は解除となりましたが、まだまだコロナウイルスは完全に終息したわけではありません。
自分では感染の自覚がなくても、症状が出ていなくても、感染しているかもしれません。
そんな状態で、お年寄りのおうちに行き、相手の方に移してしまったら大変です。
みなさん、それぞれ持病があったり、お薬をいろいろ服用されている方ばかりです。
また外に出ることによって、私自身が感染してしまうことも万が一あるかもしれません。
おばあさんたちには申し訳ない気持ちでいっぱいですが、不安が先立ちました。
その仕事には戻る気持ちになりませんでした。
私自身も、4月にはストレスのためか、上の血圧が220以上になってしまい、息苦しくなり、おまけに発熱の症状が出てしまいました。
大きな病院の緊急外来であれこれ詳しく検査してもらいました。
結局、問題はなかったのですが、その時、「万が一、コロナだったらどうしよう」という不安はぬぐいきれませんでした。
また私の夫は、外見は健康そうですが、呼吸器と循環器に疾患があり、もし感染してしまったら重篤な症状になるという状況です。
ということで、不安な気持ちで仕事をしたくないので、有償ボランティアは暫くお休みさせていただくことにしました。
担当のスタッフの方に私の気持ちをお話したところ、「無理はされないでね」ということで了承していただきました。
有償ボランティアを通して、おばあさんたちからは、いろいろなことを学ばせてもらいました。
趣味を持ち、スポーツを楽しみ、お友達とのつきあいをして、子供だけに頼らないで生きていくことが、元気で長生きできる秘訣だと学ばせてもらいました。
ワガママをいうようですが、もうしばらくは自宅でゆっくりしていようと思います。
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「一日一句」
ペチュニアが窓辺で揺れる初夏の風
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