前回▼に続いて、都立大学プレミアム・カレッジの模擬講座を受講してみました。
2回目は「ブラックホールとダークマター」と「若者の就業問題から8050問題へ」という2つの授業がありました。
まずは宇宙物理の研究をされている大橋隆哉先生の講義から。
X線天文学という専門家のお話でしたが、はっきり言って、ちんぷんかんぷん。私の生活範囲や経験とは皆無の世界でした。
分かったことは、ブラックホールは宇宙にはたくさんあること。へーそうなんですか。私はブラックホールは宇宙に一つしかないものだと思っていました。
そしてそこは重力がすごく強いので、光がまっすぐに通らずに、空間は歪んでいるのだそうです。星の最後の爆発だと言われましたが、何のことやら、よく分かりませんでした。
ところで世界で一番初めに確認されたブラックホールというのは、白鳥座の中にあるのだそうです。白鳥座というと、冬に見られる星座ですよね。あの中にブラックホールがあるとは!
たまたま朝日新聞の科学欄に、村山斉先生の記事がありましたが、今年のノーベル物理学賞はロジャー・ペンローズさんという方だそうですが、その方が「星が潰れるとブラックホールができる」ということを証明された、と書いてありました。と言われても、「星が潰れる」というのはどういう状態なのか、まるで想像できません。
ところで宇宙関係には、いろいろな古典の用語が使われているのが面白いですね。
ブラックホールを観測するのは「あすか」ですが、これは「飛鳥」から由来しているのでしょうね。
また「すざく」というものでもブラックホールが観測されたそうです。その「すざく」はX線天文衛星のことだそうですが、「すざく」は中国の四神(東の青竜 、西の白虎 、南の朱雀、北の玄武 )のうちのひとつで、朱雀大路とか朱雀天皇と関係があります。
そういえば、月探査機は「かぐや」でしたね。これは当然、「かぐや姫」から由来しているのでしょう。
宇宙関係の装置などに、このような古典的な名前を付けるのは、どのような理由なのでしょうか。古典好きの職員が提案するのかしら。
もう一つの「ダークマター」というのは、初めて聞いた言葉ですが、このダークマターは星から生まれるのだそうです。と言われても良く分かりませんが。
ダークマターはものすごく大きくて、霞がかかっていてもやっとしているところなんだそうです。
うーむ、講座を聞いて、少しは宇宙の大構造が身近に感じたかな。
そして世の中には、こういうことを研究されている方がいらっしゃるということも、分かりました。
電車やバスに乗って、遠くの大学まで行かなくても、こうやってパソコンやスマホで好きな時間にお勉強ができるのは、便利なことですね。
もう一つの「8050問題」は社会学の分野なので、こちらは私でも少しは理解できるかもしれません。また後ほどレポートしてみますね。
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「一日一句」
空の果てブラックホールか冬の星
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