2020年11月22日日曜日

スリバチ学会 芝・芝浦散策 その1 港区立伝統文化交流館

先日、スリバチ学会主催の「地形と三味線と落語でたどる芝浦と海辺と江戸」というイベントに参加してきました。

東京の西部に住んでいる私にとっては、芝浦方面はそれほど馴染みのある場所ではありませんが、散策の後に三味線と落語のイベントもあるというので、それで参加してみました。

結果的には、後半のイベントには参加せずに、散策だけで終わってしまいました。というのも参加者が意外と多く、外をみんなで歩くのは良いのですが、大人数の会場で三味線を聞くというのは、コロナ禍にあって、ちょっと気になったので、それはご遠慮したのです。でも散策だけでもとても楽しめました。

まずはJR田町駅から集合場所の港区立伝統文化交流館▼を目指しました。ところがMAPで探しても場所が良く分からず、かなりうろついてしまいました。

田町駅はとても近代的なところでした。


この日は太陽の日差しがあり、かなり暖かい日でした。


歩行者用デッキを歩いていると、有名な愛育病院が見えました。セレブ御用達の病院ですよね。


そして何人かの人に道を尋ねながら、ようやく集合場所に到着しました。


この港区立伝統文化交流館は今年の4月にオープンしたばかりのところで、かつては「見番」、その後は「協働会館」とも呼ばれていたところです。名前が変わっているので、地元の人に聞いても、なかなか分からなかったのかもしれません。


ここは港区の有形文化財に指定されているところだそうです。


情報コーナーでは、見番時代の様子や、周囲の写真なども紹介されていました。
法被を着たスタッフの方が説明されていました。


もともとは昭和11年(1936年)から利用されていて、当初は花柳界の場所でした。
ちなみに「見番」とは、「置屋」「料亭」「待合」からなる「三業」を取りまとめる事務所のようなところです。
当時の様子が垣間見られました。


戦後は港湾労働者の宿泊施設として利用されていましたが、平成12年、老朽化のために閉鎖されたそうです。

このような築80年になる文化財の保存と活用には大変ご苦労されたようで、耐震補強や増築もされたようです。また車いすにも対応するようリニューアルされました。

近代的な町並みと、昭和の建物が意外とマッチしていました。

(この項、続きます)

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この日の装い。

ちょっと粋な感じの大島にしました。


帯は黒に赤や緑のラメが入ったもの。半襟がちょっと浮いてしまっていますね。


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「一日一句」

初冬の日 歴史は変わる 芝の町


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