さて大國魂神社散策▼の後は、武蔵国の国府跡に向かいました。国府というのは、現代の都庁のようなところです。ここを見たくて、府中まで来たのでした。
そこはなんと、以前はスーパーマーケットの駐車場だったところでした。
そしてスーパーの本館のほうは、巨大なゲームセンターやボーリング場へと変身していたのです。私もここのスーパーには何回か買い物に来たことがありましたが、まさかの変身ぶりにはびっくりでした。
写真の奥がボーリング場、手前右側の柱は、武蔵国の建物の位置になります。
ここは平成30年11月にオープンされたそうです。ちょうど2年前ですね。
そしてもっと意外だったことは、その国府跡は、徳川三代将軍の府中御殿跡でもあったのです。
将軍が鷹狩に来た時には、ここでお休みになったり宿泊されたのでした。家康さんも、ここが国府跡だと知っていたのでしょうか。
国府というのは、現在の都(県)庁のようなところですが、遺跡から、その辺りには役所がたくさん並んでいたことが分かります。また役所の他に、兵士などの宿舎、学校などもあったようです。
その様子が再現されていました。
こちらでは、この辺りを説明してくれるタブレットを無料で貸し出しています。
それを首から下げて、番号のあるところへ歩いて行くと、タブレットにアニメが映し出され、音声で説明してくれます。こんなふうに3番のところへ行くと、3番の説明をしてくれるのです。(オープン当初は赤く塗られていたようですが、現在の柱は白木でした)
またQRコードを読み取ると、そのホームページに飛ぶようになっていました。
このバーチャルマップはかなりお金をかけているように思いましたが、たぶん、ほとんど知られていないでしょうね。
私は観光案内所でタブレットのことを聞いていたので利用できましたが、もう少し普及させた方がよいですね。
ここはあまりに広々とし過ぎていて、サッカー場のような感じでした。写真を写しても、なんだか広すぎてまとまりがありませんでした。
それでも千年以上前、ここに多くの人が集まっていたということは実感できました。きっとここからは富士山が今よりもずっとよく見えたことでしょう。
この近くには、府中市役所があります。そして奈良時代にもここにもお役人たちがいたというのは、面白いですね。
京王線の府中駅、府中本町駅、分倍河原駅周辺には、多くの遺跡が発掘され、武蔵国の足跡をたどることができます。
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この日の装いは、前日のブログに載せましたが、外を歩くときは羽織姿でした。
瞼の手術をして日が経っていなかったので、びっくり眼です。
「一日一句」
武蔵国秋の陽浴びてよみがえる
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