2021年4月29日木曜日

玉川上水を歩く その12 周りの風景(三鷹駅~境浄水場)

今回の玉川上水ウォークは、東京に緊急事態宣言が発令される以前に実施されたものです。

今日のブログは、「玉川上水を歩く その11」▼と同じルートの内容ですが、ここでは出会った風景や、お友達について紹介します。

さてJR三鷹駅から西へ向かいました。出発したところは、ちょっとした和風庭園のような風情のあるところでした。


上水の道の構造は、まず普通の自動車が通る舗装された道があり、その隣には一段高くなった草が生えている境目の道があり、その隣には土と細かい砂利を敷き詰めた道があり、そのまた隣には樹々が生えていて、そしてその隣には玉川上水の水が流れている、という何層にもなっていました。下の写真は、歩く人のための土と砂利でできた道です。


こんな感じの道が、ずーっとまっすぐに続いていました。
どんな方向音痴の人でも、間違えるはずのないストレートな道でした。

途中、いくつもの公園を右手に見て、通り過ぎました。保育園の子供たちが楽しそうに遊んでいました。
こちらは西久保公園。

いくつもの橋を通過しましたが、詳しい説明がある橋もありました。

上の写真は「大橋」という橋ですが、「大」は深大寺の「大」からとったとも言われているそうです。というのも、この道を南に行くと、調布に到着します。それで「大橋」という説もあるとのことです。

また調布にある深大寺には、元三大師▼が祀られていますが、そのためこの道は「大師道」とも呼ばれた、と書かれていました。玉川上水に来て、地元・調布のことが書かれている看板を発見して、少し嬉しく思いました。

しばらく歩いていくと、とても広大な浄水場がありました。東京ドームの何倍か、というくらい広々としたところでした。


境浄水場でした。

現在は工事中でしたが、正式に申し込みをすれば、中を見学することも可能なようでした。

そういえば、私が小学生の頃、新宿にあった淀橋浄水場を見学したことを思い出しました。今では高層ビル群になっている場所です。

ところで、のんびりと歩いていると、どこからもなく私の名前を呼ぶ声が聞こえました。

えっ、こんなところで私のことを知っている人がいるなんて?

空耳かしらと思ってキョロキョロしていると、向こうから自転車に乗ってくる人が、自転車から降りて、私たちの方へ歩いてきたのです。

なんと、この近くに住んでいる着物友だちのTさんでした。吉祥寺までお買い物に行く途中だったそうです。

まさか玉川上水でそんな出会いがあるとは!

コロナ禍のため、ずっとお会いできなかったのですが、ひょんなことでお会いできました。

一緒に記念撮影です。


お話できて、楽しかったですね!
コロナが終息したら、また一緒に着物でお出かけしましょう、と挨拶をして、左右に分かれたのでした。

この道を左折すると、JR武蔵境の駅に着きます。最初の予定ではそこまでにしようかとも思っていたのですが、まだまだ気楽に歩けるので、もう少し進むことにしました。

≪2021年4月23日≫

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「一日一句」

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