さて、先日、玉川上水の跡を、笹塚から東に向かって西新宿まで歩いてみましたが、その楽しさを堪能したので、懲りずに2回目に挑戦してみました。
2回目は笹塚から明大前まで西に向かって歩きましたが、一気に書くと長くなるので、今回のブログは、一つ手前の代田橋駅までです。
それにしても、知らない町を歩くことは楽しいですね。そしていろんな違いが発見できることも楽しいです。
たとえば、2日間の間に、渋谷区、新宿区、世田谷区、杉並区と都内だけでも4区を歩きましたが、区によって玉川上水に対する取り組みがまるで違うのでした。
渋谷区では跡地の公園には教育委員会の詳しい看板があり、玉川上水の歴史もよく分かるようになっていました。
こちら。
ところが杉並区では、公園が玉川上水と関係あるということにはまるで触れず、「遊び場96番」というような名前になっていて、説明も何もありませんでした。
これでは同じような公園で遊んだ子供たちの意識が、まるで違ってくると思うのです。渋谷区の子供は大きくなってから、「自分が遊んだ公園は大昔に作られていたのだ」という意識があると思うのですが、杉並区の子供は単なる公園で遊んだことしか記憶に残らないのです。
歴史に対する認識の違いでしょうか。
さて京王線笹塚駅付近にあった案内です。ここから西に向かって出発しました。
そしてすぐに玉川上水の跡が見えてきました。
こういうところに沿って歩きました。ここが玉川上水と関係ある、ということが分かりますね。
緑道の公園には、子供向けの遊具がいろいろありました。親子連れが楽しそうに遊んでいました。
地下道をくぐりぬけたところには、きれいな公園がありました。
藤棚の下にお地蔵さんが立っていました。200年ほど前の伝説が書かれていましたが、読みにくくて、よく分かりませんでした。
まぁ、素敵な風景ですね。かなり古そうなものです。こういうレンガ造りのものを見ると、嬉しくなります。京都の疎水を思い出しました。この中をかつては玉川上水が通っていたのでしょうね。
この近くにあった水色の橋が、「ゆずり橋」でした。辺りは工事中でした。
上の方を見上げると、京王線の代田橋の駅に電車が止まっているのが見えました。
その脇の暗くて細い道を先に進みました。まるでジャングルのようなところでしたが、川の中には鴨のような鳥がいました。
次回は代田橋から明大前までのウォーキングをご紹介しますね。
≪2021年4月15日≫
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「一日一句」
藤棚に 歴史が薫る ゆずり橋
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