小学生の頃、社会科の授業で「玉川上水」について習いました。どんな内容だったかは、はっきりとは覚えていませんが、江戸時代に玉川兄弟が江戸に水路を作ったという話でした。そのことが子供心に響いて、長いこと、玉川上水のことが気になっていました。
こちらは図書館から借りてきた児童書です。
私は地図を眺めるのが好きなのですが、先日、たまたま地図を見ていたら、京王線の笹塚あたりにも玉川上水の痕跡があるのが分かりました。
ということで、玉川上水を辿ってみようと思い、お天気の良い日に、まずは電車で笹塚まで行ってみることにしました。
駅を降りて南口に出ると、すぐそばに小さな公園のようなスペースがありました。
八重桜も咲いていました。
そしてそこから南の方にずっと遊歩道が続いていました。
このお花の後ろ側に見える小さな川が、昔の玉川上水の跡地です。
こんな看板もありました。玉川上水の説明が書かれていました。
玉川上水というのは、1653年に完成したそうですが、元は羽村の水を引いてきたのですね。全長43キロ、終点は四谷のあたりです。
機械も電気もない時代の工事は、さぞ大変だったことでしょう。
笹塚の遊歩道は、誰が手入れをしているのか分かりませんが、色とりどりの花が咲いていて、とてもきれいな道でした。
くねくねとした藤棚。
ハナミズキ。
お花の綺麗な季節で良かったと思いました。
玉川上水の痕跡は、水は流れていなくても、あちこちに橋として残っています。
笹塚橋、五条橋、六条橋、代々幡橋、美寿々橋、他にもたくさん橋が残っていました。
この緑道は、現在は渋谷区や新宿区の公園として管理されています。かつてこの水路を利用していたことが、子供たちにも伝わるといいですね。
今回は、いったんここで終了することにしました。
およそ1万歩の探検でした。
≪2021年4月9日≫
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「一日一句」
ハナミズキ 思い繋がる 江戸の水
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