2023年3月17日金曜日

渋谷川を歩く 3

前回、渋谷川を歩いたのは、2022年5月でした。その後、随分と間があいてしまいましたが、またその続きを歩いてきました。

渋谷川1回目(5月18日) 

  渋谷〜恵比寿 こちら▼

渋谷川2回目(5月20日) 

  渋谷川といもり川 こちら▼

3回目になる今回のコースは、新橋(恵比寿近く)から天現寺橋を通って、麻布十番駅近くにある一之橋まで。

この日はお天気もよく、Tシャツにカーディガン姿でも寒くありませんでした。

まずは日比谷線の広尾駅で下車しました。


「広尾散歩通り」という道を歩いて少し戻りました。道の両端には、お洒落な食べ物屋さんがたくさん並んでいました。
この付近には大使館も多いので、外国人の姿も多く見かけました。


食べ物屋さんが並ぶ中に、由緒正しそうなお寺がありました。祥雲寺。


お寺を過ぎると、ミニバスの「広尾一丁目」の停留所がありました。道端の桜が少し咲き始めていました。


ビルの奥に、前回、いもり川歩きの寄り道をした臨川(りんせん)小学校の風景が見えました。懐かしいな。


そこを曲がって、前回、渋谷川の終点だった新橋にたどり着きました。ここから再スタートです。

次は「山下橋」。昔は「水車橋」とも呼ばれていたそうです。近くに水車があり、小麦などを製粉していたとか。今はまるでその面影もありません。


この辺りは、川のすぐ脇を歩くことはできませんでした。なるべく川から離れないようにして、歩きました。


お次は「新豊澤橋」。「新」とついている割にはちょっと古そうな橋でした。

その次は「回生橋」


この橋の突き当りには都立広尾病院があるのですが、病気が治るように、回生という名前をつけたのでしょうか。


その先は「天現寺橋」


ここには明治通りと外堀西通りに架かる大きな歩道橋がありました。

歩道橋の上から見た景色です。ちょっと揺れて怖かったです。


ここまでは渋谷川と呼ばれていますが、この先、港区になると古川と名前が変わります。
古川を、昔のようなきれいな川にしようという運動が行われているようです。

橋のそばには慶應義塾の幼稚舎がありました。さすがに立派ですね。桜がきれいでした。


この天現寺橋には排水口があり、水が三方に流れていました。たぶん、渋谷川と交わるのは、北側の青山方面から流れていた笄(こうがい)川だと思います。ここは渋谷区と港区の境目となっています。


お次は「狸橋」
割りと小ぶりの橋でした。


こちらの建物は、逆光のため見づらいのですが、北里研究所です。とても大きな建物でした。ここで色々な最新研究をしているのですね。

「亀屋橋」。動物関係の橋名が続きますね。


こんな看板がありました。


五之橋は工事中ということなので、手前にある「養老橋」を反対側に渡りました。


こちらが五之橋の工事の看板です。本当は橋の近くまで行きたかったのですが、工事の人が立っていたので、ちょっと諦めました。


川の反対側は高速道路になっていて、その下をバスが通っていました。またこのあたり、お寺が意外と多い地域でした。


高速道路の下にある児童遊園。


この橋は、川の向う側にある白金公園に渡るための橋です。わかりやすい名前ですね。


公園では保育園の子供達が遊んでいました。川の近くまで降りられるようになっています。


それにしても高速道路の工事が多かったですね。かなり古くなっているので仕方ありませんが。


橋のすぐ上も工事中でした。


数字の橋が続きます。「四之橋」


ときどき、表通りではなく裏通りを歩きましたが、「広尾」とか「麻布」というと高級イメージのある町ですが、実際はかなり庶民的な町でした。

「新古川橋」


このあたりはずっと高速道路の下になります。道路工事をしているので、なんとなく薄暗いムードでした。

と思っていたら、急にお洒落な高級マンションが出現しました。

この脇の道を通させてもらいました。建物内には歯医者さんなどが入っていたので、公道だろうと思います。


お次は「古川橋」


ここから川の方向が変わりました。
これまでは東に流れていましたが、ここからは北に向かって流れていきました。


ここも工事中でした。


お次は「三之橋」


「南麻布一丁目児童遊園橋」
ここで遊ぶ子供のために、もう少し可愛い名前をつけてほしいな。


この近くに、韓国に関係している施設がありました。ちょうど韓国の大統領が来日するときだったので、周囲はお巡りさんだらけでした。


「二之橋」

「小山橋」


ここまで麻布通りを歩いてきました。裏通りは薄暗いのであまり歩きたい雰囲気ではありませんでした。それでもこちらには小さな公園があったので、少しはほっとしました。港区はあまり公園を整備していない感じです。


この日の予定の、最後の「一之橋」に到着。


昭和58年に作られたそうです。もう40年経った割にはきれいな橋でした。


ちなみに一から五まである数字の橋ですが、その名前の由来は徳川綱吉がこのあたりに白金御殿を作る時、最初に古川に架けた橋だということで、その後、順に増えたのかもしれない、という説がありました。

一之橋の目の前は、地下鉄の麻布十番の駅でした。


ところが大江戸線乗り場はものすごく遠くて、たどりつくまで大変でした。何回も階段を上り下りして、ようやく大江戸線に乗り、新宿まで出て、帰宅しました。

この日、通過した橋。


今回の渋谷川から古川までのコースですが、渋谷区内はそれほどでもありませんでしたが、港区内に入ると、川が高速道路の下にあるので薄暗い上に、工事でなんだか雑然としていて、ちっともステキではありませんでした。
このコースはデートコースにはおすすめしませんね。

とはいえ、まだ古川は続くので、めげないで頑張りましょう。最終的には東京湾にたどり着く予定です。

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「一日一句」

古川じゃ 春の恋も 生まれまい


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