先日は、JR南武線の武蔵小杉駅で下車して、まずは川崎市中原区役所へ向かいました。
サッカーのフロンターレ川崎の応援をしているようです。
今回のお目当ては、徳川家と関係のある武蔵小杉が、NHK大河ドラマ「どうする家康」のパネル展示をするというのでやってきました。
ところが区役所の玄関脇にこちらのパネルが置いてあるだけで、他には何もありませんでした。
そして私が行きたい西明寺の近くに住んでいるという職員さんが、行き方まで丁寧に教えて下さいました。
このあたり、小杉御殿町という地名なのですが、どこを見ても御殿と名付けられたものばかりでした。
あちこち歩き回って、また公園に戻ってきて、疲れてふと後ろを振り返ると、そこに「小杉陣屋」の跡がありました。
原家という昔の住宅が残っていました。明治時代の建物があったそうです。
私はテレビを見ていないので、こちらのパネルを見ても、どの役者さんがどの役だかよく分かりませんが、小泉次太夫さんも登場するのかな?
いざ、出発。
ツインタワーの脇を北へ歩いていきました。
マンション名はもちろん、公園も御殿町公園でした。なんだか格調高く感じられますね。
江戸時代初期には、江戸と駿河や京都を結ぶ道路はこの武蔵小杉を通っていたので、それで徳川家が休憩や鷹狩などのため、秀忠の時代に、ここに小杉御殿を建てたのだそうです。
その後、東海道ができて、武蔵小杉は利用が減ったそうですが、今でも古くからのお店などが残っていました。
このお寺は小杉御殿と隣接しているので、家康も西明寺を崇敬していたようです。祈祷料として御朱印地を寄進したという説明がありました。
西明寺を後にして、こんどは小泉次太夫が二ヶ領用水を作ったときに使った陣屋を探しに行きました。
小杉陣屋町の信号です。
この公園の近くにあるはずなのですが、なかなか見つかりませんででした。
妙泉寺は、小泉次大夫が約400年前に建立したお寺です。用水工事がうまくいくように祈願して建てたお寺だそうです。当初は住職がいましたが、その後、本堂を川崎区に移したため、無住職になりました。大正時代に祖師堂が建立されて、地域の人が保持したそうです。
ここは現在は中には入ることができませんでした。
小泉次太夫という文字がはっきり見えました。
こちらは成就院。
このあたりは中原街道です。新丸子まで歩くことにしました。
江戸まで10キロ、平塚まで50キロと書かれていますね。家康は平塚を経由して、ここ武蔵小杉にやってきたわけです。
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「一日一句」
お奉行も 何度往復 この街道
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