2024年3月15日金曜日

富士宮市へ 2 (郷土博物館~市役所へ)

富士宮市は富士山の南側に位置する市で、人口は12万人ほどだそうです。

富士市と名前が似ているのですが、富士市は太平洋に面していますが、富士宮市には海はありません。

私が富士宮市に出かけたわけは、江戸時代初期に二ヶ領用水や六郷用水を作った小泉次太夫という人がこの地の生まれなので、どんなところか確かめてみようと思ったからです。

また市内にある久遠寺というお寺には彼の供養塔があり、また「小泉」の姓の元になったと言われる湧水を見たいと思ったからです。

そのようなことは事前にネットで調べてはいたのですが、富士宮市が具体的にどういう場所なのか様子がつかめませんでした。

それでまず富士宮市に到着した直後には、観光案内所に行き、市の全体像を教えてもらうことにしました。

こちらが富士宮市中心部の観光案内地図です。

観光協会は駅に直結した場所にあります。

やはり富士宮市といえば、富士山、浅間神社、世界遺産センターでしょうね。

(こちらの紹介はまたの機会にする予定です。)

観光協会の人の話では、私が行ってみたい郷土資料館と、市役所とは市の東西に分かれていること、代官公園というところはかなり行きにくい場所にあること、などの情報を得ることができました。

郷土博物館や市役所は、上の地図には含まれていませんが、町のだいたいの様子は分かりました。

まずはとりあえず富士宮市立郷土資料館へ。

郷土資料館は市民文化会館の中の一画にありましたが、展示があるだけで、係の人は不在でした。

それで文化会館の方に「東京から訪ねてきた」と事情を話したところ、郷土資料館の担当者と連絡を取ってくれました。そして担当者は市役所にいるとのことなので、今度は25分くらい歩いて東の方にある市役所へ行きました。


市役所は、とても立派な建物でした。

玄関の入り口にある「世界文化遺産のあるまち」という大きな写真が目を引きました。

こちらでは教育委員会の担当の方とお話しすることができ、有用な冊子をいただくことができました。

富士宮市では「歩く博物館」という市内に点在する文化財のガイドブックが作られていて、24のコースが紹介されているのですが、その中に私が行きたい場所が掲載されていました。

とても素晴らしい内容で、500円とは信じられないほどでした。

また、市役所の7階には展望室があるというので、寄ってみました。

広いスペースに、大きなガラス窓があり、富士山がどーんと見えました。


富士山の頂上には雲がかかっていましたが、裾野まですべて見えて、本当に素晴らしかったです。

この展望室は私の他には誰もいなくて、富士山を独り占めすることができました。


市役所からまた歩いて駅の方へ戻り、再度、観光案内所へ。

ここでバスの時間を詳しく教えてもらい、いったん休憩。

この町は歩いていれば、どこからも富士山を眺めることができます。

なんという幸せな町でしょう。

そして駅の反対側にある巨大なイオンモールに行きました。そこの倉式珈琲店へ。

イチゴ大福モンブラン?いうランチ兼デザートで休憩しました。


このイオンモールはほんとに大きくて、全部歩いたら疲れそうなところでした。

ようやく駅前のホテルへチェックイン。
シンプルな部屋でしたが、どういうわけか、ベッドが2台ありました。

そして翌日の行動をいろいろと練ることにしました。

この日は15,000歩くらい歩きましたが、いつも見上げると富士山がいるので、まるで疲れは感じませんでした。

(この項、続きます)

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「一日一句」

白き富士 背中で守られ 町歩き


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