2019年2月22日金曜日

「奇想の系譜展」関連文化講演会

現在、上野の東京都美術館で開催中の「奇想の系譜展」▼について、学芸員の中原淳行さんが解説をされる講演会に行ってきました。


会場は地元のホールです。


実は、この講演会に参加すると、参加者全員に展覧会のチケットがプレゼントされるという、市の企画なのです。
レクチャーと、チケットが無料になるというお得な講演会です。
これまでも、毎年、行われていて、何回も利用させてもらっています。


さて、今回の「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」は、元は美術史家である辻惟雄(のぶお)さんという方が、1968年に美術手帳に書いた「奇想の系譜」であるとのことでした。
そこでは、岩佐又兵衛、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳、狩野山雪の6人が紹介されていたそうですが、今回はそこに白隠慧鶴と鈴木其一を加えて8名の展示となりました。

中原さんはそれぞれの絵師について、まずは生きた時代を紹介しました。
江戸時代よりも前に生きていた又兵衛、そして文久年間まで生きていた国芳など、表にしていたので、分かりやすかったです。
また、若冲が京都の青物問屋の息子であったというのは有名ですが、慧鶴は禅僧だったというエピソードなども交えてのお話でした。

そしてたくさんの絵を紹介してくれました。
「奇想」の「奇」は素晴らしい、という意味もあるそうですが、どの作品も素晴らしかったですね。
色もカラフルだし、とても細かくて、美しい絵画ばかりでした。
あちこちの展覧会などで、見たことのあるものもありましたが、これだけのものが一堂に会するというのはすごいですね。
私は琳派の鈴木其一の絵が好きなのですが、彼の作品もたくさん見せていただきました。


と、書きましたが、実は講演の最初の方は、寝てしまっていました。
会場が暗くて、昼食後だったので、居眠りには最適な環境でした。
ということで、全部は把握していません。
あしからず。

展覧会は混雑しそうなので、なるべく早めの時間帯に行ってみようと思っています。

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この日の装い。

タイトルの「奇想」にふさわしいのは、どういう着物か迷いました。
というか、あまり変わった着物は持ち合わせがありません。
とりあえず、ちょっとだけ個性的な、黒×黄色の大島紬にしました。


なんだかおはしょりのあたりが、グズグズに見えますね。

帯は、世田谷ボロ市でワインコインで手に入れた水玉帯▼


茶色の帯は、私には珍しいですね。


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