千駄ヶ谷で着物イベントに行った後は、駅の近くでちょっと休憩。「もっちり桜どらやき」の名前に引かれて、こちらを選びました。
その後は鳩森神社へ寄ってみました。
ここは正式名は鳩森八幡神社と言いますが、昔から千駄ヶ谷一帯の鎮守の森として親しまれていたそうです。
名前に「鳩」があるのは、大昔、青空に白雲が降りてきて、そこに白い鳩が飛んで行ったというのが、その由来だとか。
子供連れや若いカップルなど、かなりの人が訪れていました。
境内はちょうど河津桜が満開できれいでした。
桜の樹の下で、写していただきました。
私が鳩森神社に行ってみたいと思ったのは、ここには富士塚があるからです。
この富士塚は都内では最古のものだそうで、東京都指定有形民俗文化財として指定されています。
江戸時代には、各地で富士塚信仰が流行りましたが、こちらの富士塚は寛政元年(1789年)に土を盛り上げて作られました。頂上には本物の富士山の溶岩が置かれています。
私は、以前、富士塚の学習をして、あちこちの富士塚に登っていたので、鳩森神社の富士塚も登ってみたかったのです。
こちらが登山道の入口です。
こちらの富士塚は、岩がゴツゴツしていて、ちょっと歩きにくい道でした。手すりのロープがあったので、それにしがみついて上りました。
それぞれの合目には、ちゃんと印が付いています。
こちらが山頂。この溶岩は、ホンモノの富士山のもののようです。小さな祠がありました。この周りを一周すると御利益があるというので、必死になって回りました。
てっぺんから降りるときも、そろりそろりと降りました。着物姿でこけたら、みっともないですからね。
山頂から降りて、上を眺めてみると、意外と高いところまで登っていたのが分かりました。
富士塚に登った後は、将棋堂を見学。お堂の中には大きな駒がありました。一年に一回、扉が開かれるのだそうです。
将棋をする人にとっては、ここは聖地なのでしょうね。
境内には能楽堂もありました。
他にも鳩型のおみくじや、鳩が描かれた絵馬もあるそうです。
いろいろと楽しめる場所でした。
この後は、北参道を通り、代々木駅を経て、新宿まで歩いたのでした。
この日のルートです。
気持ちの良いお散歩日和でした。
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「一日一句」
鳩の森 桜と富士が 競い合い
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