2022年3月10日木曜日

鳩森神社で富士登山

千駄ヶ谷で着物イベントに行った後は、駅の近くでちょっと休憩。「もっちり桜どらやき」の名前に引かれて、こちらを選びました。


実物は写真とは違っていて、それほど美味しくはありませんでしたが。

その後は鳩森神社へ寄ってみました。

ここは正式名は鳩森八幡神社と言いますが、昔から千駄ヶ谷一帯の鎮守の森として親しまれていたそうです。

名前に「鳩」があるのは、大昔、青空に白雲が降りてきて、そこに白い鳩が飛んで行ったというのが、その由来だとか。

子供連れや若いカップルなど、かなりの人が訪れていました。

境内はちょうど河津桜が満開できれいでした。


鮮やかですね。

桜の樹の下で、写していただきました。

私が鳩森神社に行ってみたいと思ったのは、ここには富士塚があるからです。

この富士塚は都内では最古のものだそうで、東京都指定有形民俗文化財として指定されています。

江戸時代には、各地で富士塚信仰が流行りましたが、こちらの富士塚は寛政元年(1789年)に土を盛り上げて作られました。頂上には本物の富士山の溶岩が置かれています。

私は、以前、富士塚の学習をして、あちこちの富士塚に登っていたので、鳩森神社の富士塚も登ってみたかったのです。

こちらが登山道の入口です。

こちらの富士塚は、岩がゴツゴツしていて、ちょっと歩きにくい道でした。手すりのロープがあったので、それにしがみついて上りました。

それぞれの合目には、ちゃんと印が付いています。

こちらが山頂。この溶岩は、ホンモノの富士山のもののようです。小さな祠がありました。この周りを一周すると御利益があるというので、必死になって回りました。


山頂から眺めた境内の風景です。桜がきれいでした。

てっぺんから降りるときも、そろりそろりと降りました。着物姿でこけたら、みっともないですからね。

山頂から降りて、上を眺めてみると、意外と高いところまで登っていたのが分かりました。

富士塚に登った後は、将棋堂を見学。お堂の中には大きな駒がありました。一年に一回、扉が開かれるのだそうです。

将棋をする人にとっては、ここは聖地なのでしょうね。

境内には能楽堂もありました。

他にも鳩型のおみくじや、鳩が描かれた絵馬もあるそうです。

いろいろと楽しめる場所でした。

この後は、北参道を通り、代々木駅を経て、新宿まで歩いたのでした。

この日のルートです。

気持ちの良いお散歩日和でした。

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「一日一句」

鳩の森 桜と富士が 競い合い


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