2022年3月5日土曜日

一石二鳥の町 新宿区中井

先週のことになってしまいましたが、着物友達のSさんと久しぶりに中井の町を歩いてきました。コロナになってから、もう2年以上もお会いしていなかったと思いますので、久しぶりの再会でした。

中井というのは、新宿区にある町で、江戸時代から染の町として有名な地域です。「染の小道」というイベントが開かれています。また町には妙正寺川が流れています。

ということで、中井では染のイベントを楽しみ、川歩きもしようということになりました。

まずは染の方からご紹介します。

これは染の専門家がそれぞれのお店にマッチした染ののれんを作り、店頭に飾るのです。

こちらはちょっと気になったのれんをまとめてみました。

左上はSさんです。彼女好みの柿渋を使ったのれんです。手ぬぐいを売っていたお店にかかっていました。

他の暖簾もとても素適でした。帯に良さそうな暖簾もありました。

そして川歩きもあちこちしてきました。

川には染めた反物が翻っていました。


小学生の作品は、カラフルで楽しいものばかりでした。


川にかかる反物を背にして。


ちょっと加工してみました。

美しい橋の飾りもありました。Sさんも橋に興味を持っていただけたようです。


染のイベントを楽しんだ後は、妙正寺川を東に下りました。

妙正寺川にかかる橋は、中井駅近くの寺斉橋、栄橋、中井ふれあい橋。

通過したのは、大正橋、昭和橋、美仲橋、氷川橋、落合橋、西ノ橋、千代久保橋、辰巳橋です。

そして妙正寺川は下落合で急に消えてしまいました。そのかわり、少し南を流れる神田川沿いを高田馬場まで歩くことにしました。私はその道は以前歩きましたが、川歩きは何回でも楽しいものです。

そこで出会った橋は、宮田橋、田島橋、清水川橋です。

高田馬場駅近くでは、Sさんと染めの材料店を探して歩きましたが、あいにくと閉店していて、残念でした。それでもこの店は清水川橋近くにあるということをしっかりと覚えました。

ただし中井では、困ったこともありました。

それはこのイベントはコロナ対応をきっちりとしていたため、食べる場所に困ったことです。ランチができる所をさがしたのですが、どのお店もテイクアウトばかりで、店内で椅子に座って食べられるところは、ほとんどありませんでした。

こちらのスワンベーカリーは以前、利用したことがあるのですが、ここもパンを売っているだけで、椅子もテーブルも使えませんでした。

仕方なく、近くの公園のベンチでパンをかじることになったのです。

それでも染と橋巡りを楽しめました。お天気もよく、助かりました。

この日のだいたいのコース。

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この日の装い。

まずはSさんから。染の着物に、染めの帯。大島の長羽織。全体のトーンがとてもシックでお似合いでしたよ。青い帯留めがアクセント。

私も染のイベントを意識して、カブの模様が染められた飛び小紋。ちりめんの着物です。


帯は福袋に入っていたものですが、鹿のような柄が入っていて、私自身ではなかなか選ばないものです。

道行はいただきものですが、こちらも染と絞りの模様です。


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「一日一句」

この春は 一石二鳥の 染めと橋

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