三鷹市内の仙川遊歩道には、歴史的な場所がいくつかありました。
歩いていて、ここは面白いと思ったところをご紹介したいと思います。
その一つは勝淵神社です。
ここは三鷹市新川にあり、仙川にかかる勝渕橋の近くにありました。
この神社の由来は、戦国武将の柴田勝家の孫・勝重が、関ケ原の合戦で初陣(16歳)、その後の大坂の陣に活躍して、その戦功によって徳川家康からこの辺りの土地(現在の新川や中原)を受け取り、祖父・勝家から落城のときに与えられた黄金の兜を祀ったと言われています。
そしてその後の江戸時代にも、上仙川村の鎮守として、村民から親しまれていた神社だそうです。
柴田勝家といえば、私は数年前、福井市に出かけたとき、彼の最期の地である北之庄城跡に行きました。そこで彼の一族は全滅したと思っていましたが、孫が残されていたのですね。
北之庄跡です。
この男子は、勝家の孫ではなく、勝家の姉妹の子供つまり甥だったという説もありますが、当時は3歳だったそうです。彼は殺されることなく、上野国の祖父の元で育ったそうです。
その孫が、成長した後は徳川方について活躍したということに驚きました。そしておじいさんである勝家の兜を持っていたという話も面白いですね。
それにしても400年以上昔の話がずっとこの地に伝わっているというのは、すごいものだと思いました。
この近辺の地図を眺めていたら、勝家の墓、柴田家の墓というのも近くにあるそうです。またの機会に行ってみたいと思いました。
ちょっとくだらない私の妄想ですが、柴田勝家という人は、豪快な風貌の人だったようですが、勝手に大相撲の高安を想像してしまいます。
今場所は今のところ、無傷の全勝ですね。稀勢の里が別の部屋を設立して近くにいなくなったので、高安は奮起したのでしょうか。
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「一日一句」
戦国の 武将を想う 春社(やしろ)
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