ここから少し歩いたところに東京家政大学があります。
幼稚園から大学院まで揃っていて、駅からの道には女子学生がたくさん歩いていました。
正門を入ると「百周年記念館」という建物があり、そこの5階が博物館になっています。
「よそおう」という企画展を見学に来ました。
入場無料で一般公開しています。
こちらはそのパンフレット。
鮮やかなお姫様の振り袖です。
題して「江戸後期から昭和初期までのきもの」です。
大奥の女性たちが着た着物や、町人のおかみさんや娘さんたちが着たような着物、明治時代、大正時代の着物や帯がたくさん展示されていました。
会場の入り口には、この絵の中に顔を入れて写真を撮れるようになっています。大奥気分?
こちらの白無垢と打ち掛けも着用して写真撮影ができるようになっていて、若い学生たちが喜んで着ているそうです。
着物や帯の他にも、鏡台、化粧品(口紅)、ぴらぴら簪、櫛、はこせこなどの装飾品もあり、楽しく見てきました。
武士の裃もありましたね。
おかしかったのが、「改良着物」というもの。
襟の打合せは着物と同じなのですが、袖の振りがなくて、上下に分かれています。
下は袴のようなひだのあるスカートのようなもの。
これだと着物よりも活動的ということで、ある時期は着用されていたようです。
私は東京家政大学というと樋口恵子さんのことくらいしか思い浮かばなかったのですが、多くの資料を持ち、かなり歴史のある大学だったのですね。
展示会の後、大学の食堂でお昼をいただきました。明るくて清潔な雰囲気。
460円でかなりちゃんとした定食が食べられるようですが、時間が遅かったので売り切れ。
しかたなく400円のビビンパ丼にしました。
女子学生に戻った気分でした。
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この日の装い。
紫色の亀甲模様の単衣紬です。
2年くらい前に、中野の居酒屋さんで開かれたリサイクル市で2000円で買ったもの。
その時はいいと思ったのですが、結構目立つので、これまでほとんど着る機会がありませんでした。
昭和レトロっぽいので、今回の展示会に着てみました。
帯もどこかのリサイクル市で買ったのですが、くすんだ色なので、やはりあまり着用したことのないものでした。
着物を着てどなたかとご一緒するときはあまり目立つものは避けています。
でも一人で外出するときは、今日のように派手な着物でも構わないと思って、いろいろと試しています。
2 件のコメント:
十条って、私も降りたことがないわ。どの辺りなのかしら?
東京家政大学は、昔従妹が通っていた記憶があるけど、千代田区?とかにあったような??移転したのかしら?
紫色の着物、お洒落心があって楽しいですね。
マサさん、私も知らなかったんですけれど、
東京家政大学と東京家政学院大学というのがあって、学院のほうは千代田区にあるそうなんですよ。
明治大学と明治学院大学があるのと同じことかしら?
十条は新宿から埼京線で15分くらいかしら?
北区と板橋区の境でした。
都内でもまだまだ知らないところがあるわね。
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