久しぶりに映画を見てきました。
「大名倒産」です。
原作は浅田次郎、主演は「らんまん」の万太郎、と来たら見ないわけにはいきませんよね。
日曜日の朝一番での上映でしたが、他に子供向きの映画や若者向きの映画が上映されているのか、映画館は朝から満員でした。
地方で穏やかに暮らしていた若者が、急にお城の若殿様となり、江戸にやってきました。藩は莫大な借金を抱え、幕府からは借金返済ができないのなら切腹せよとのこと。それに対して若者たちが奔走する物語です。
「大名破産」には万太郎の他に、佐藤浩市、小日向文世、石橋蓮司、浅野忠信などのベテラン俳優が出演していたので、安心感がありました。他にも名前を知らない若手の俳優や、ヒロインの女の子も可愛らしかったです。
原作は未読なのでなんとも言えませんが、かなり漫画チックに映画化されているようでした。
藩の借金をなんとかするために活躍する若殿、楽しく見ることができました。
この手の映画、割と好きですね。
「超高速!参勤交代」とか、
「武士の家計簿」
などに共通する物語ですが、映画は見終わった後に楽しくすっきりするのが、良いな。
それにしても映画館の寒かったこと。しっかり着込んでいき、ストールも巻いていたのに、映画終了の頃には寒くてたまりませんでした。夏でも毛布を用意しておいてほしいですね。
話は少し飛びます。
映画の原作者浅田次郎さんは時代小説の第一人者ですが、私の大好きな時代小説作家の平岩弓枝さんが、先日、お亡くなりになりました。
そのことについて、朝日新聞のコラムに諸田玲子さんが追悼文を書いていました。諸田さんも大好きな小説家です。
私は平岩さんの詳説の中では、世間で有名な「御宿かわせみ」よりも、田沼意次のことを書いた「魚の棲む城」や、浜名湖の関所の恋愛もの「水鳥の堰」が大好きです。
時代に翻弄されながらも強く生き抜く女性の姿を見事に書いていました。
時代ものは、やはり文字でゆっくりと味わいたいですね。
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「一日一句」
若者よ たくましくあれ いつの世も
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