先日、日本橋で三味線ユニット「スク☆ハジ」のお二人のライブを楽しんできました。
日本橋にはちょっと早めに着いて、まずは三越の甘味処「えど」へ。
この前、ひどい目にあったかき氷のリベンジをしてきました。
成城石井の残念なかき氷はこちら。
あまりにてんこ盛りで、ちっとも美味しそうではありませんよね。
こちらのかき氷はさすが三越に入っているだけあって、シンプルで美しかったです。
このお店は、デパートに訪れるおひとりさまの老婦人を相手にしているところです。ほとんどのお客さんは「一人でも美味しくゆっくりと食べたい」という人ばかり。それで4人がけのテーブルにお客はお一人だけという心遣いをしています。たまにお一人の老紳士もいますが、やはりおばあさんのほうが圧倒的に多いですね。老人が安心して一人で入れる貴重なお店です。
その後で福徳神社に行ってみました。ここはコレド室町2の隣になるのですね。
赤い鳥居が目立っていました。
貞観年間(859年〜876年)にはすでに鎮座していたという古い神社です。昔は福徳稲荷とよばれていたようです。
その後、江戸時代になると家康や秀忠もも参詣したとか。
その後、度重なる火災、震災、戦災などで消滅に危機にあったそうですが、昭和48年に現在のところに移り、1時はビルの屋上に移転したとか。
その後、平成26年に4回目の遷座があり、再興されたそうです。
ビル群の中に神社がある、というミスマッチが面白いですね。
若者がすごく多く訪れていたのでびっくりしました。みんな行列して参拝していました。
そのとなりには小さな公園がありました。水がチョロチョロと流れていましたが、かつては川だったのでしょうか。
有名な水戯庵もここにあったのですね。
このあたりは武田製薬とかアステラス製薬などの薬屋さんが集まっている地域のため、薬専門の神社もありました。「薬祖神社」です。
太田胃散、ツムラ、エーザイなどの名前もありましたよ。
薬屋さんには、病気で困っている人の手助けとなるような仕事をしていただきたいものです。
この周辺は、いつもは地下道を歩いているので、神社が2つもあることなど、知りませんでした。
雨が上がったおかげで、知らない風景を楽しむことができました。
その後は、お江戸日本橋亭へ。今年の秋には閉館して作り直すのだそうです。
いつも楽しいトークと演奏のスクハジのお二人。
演奏は「菖蒲浴衣」で始まり、二上りの曲ばかりの合方集、「藤娘」そして私の好きな「吾妻八景」でした。
お二人の本手と上調子の掛け合いが見事でした。
三味線の演奏を堪能して、紫陽花の咲く日本橋を後にしたのでした。
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この日の装い。
朝のうちは雨がザーザー降りだったので、洋服で出かけようかと思っていましたが、だんだん雨がやんできたので、急遽、東レシルック着物にしました。濡れても平気な着物です。
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「一日一句」
雨上がり 薬の神社で 手を合わす
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